サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

日本VSアルゼンチン

2010年10月09日 | サッカー
昨日、日本VSアルゼンチンの試合を生観戦。
「アイ・コンタクト」の最終回の上映ともろダブリだったんだが、日本代表の試合だけは外せないということで
埼玉スタジアムへ。
最終回に来ていただいた方、顔を出せずにすみませんでした。

試合は一言で言えば、欲求不満のたまらない試合。
結果は別としても、「勝負!」という場面では勝負していたし、縦への意識、ゴールへの意識が強かったし、
球際での気持ちで負けてなかったし。

ゴールシーンも素晴らしかった。
岡崎がサイドを攻め上がり、森本に合わせるかと思いきや、冷静に本田へクロス、本田はシュートまで持ち込めなかったが、長谷部がダイレクトで強烈なミドルシュート。今のシュートは長谷部…だよな、と思っているうちに、こぼれ球に岡崎が詰め、先制ゴール。岡崎、いつの間にサイドからゴール前に詰めたんだ!…という感じのゴールで、全員がゴールへの意識が高いからこそ生まれた素晴らしいゴールだったと思う。
後半、前田が強引にシュートまで持っていった場面も印象的だった。

試合全体の印象として、岡田監督時代のチームの遺産の上にうまく上乗せしていると強く感じられた。
トルシエ、ジーコ、岡田監督の初戦の時よりかなり期待が持てる内容だったように思う。
ちなみにオシム監督の初戦は、選手の若返り、ドイツでの惨敗からの0からのスタートであり、かなり今回とは意味合いが違い、4年後の完成形が見てみたいという期待に胸膨らませた初戦だった。
ジーコ監督の初戦は黄金の中盤ということで語られることが多いが、FWからDFまでの距離がおそろしく間延びしていたことが、一番印象に残っている。