サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

先週末の「アイ・コンタクト」上映

2012年03月15日 | 映画「アイコンタクト」について

先週末は2日間で3箇所4回の「アイ・コンタクト」上映。
しかも全てに顔を出したという初めての体験でした。

映画を観ていただいた皆様、ありがとうございました。

まずは立川ろう学校、保護者の方を初めとする関係者の皆様に観ていただきました。
挨拶を「口話付きの手話」でやったのですが、うまくできなくて…。
ご来場の皆様、大変失礼しました。
まだ「声無しの手話」の方が、自分としてはやりやすいかな。
まだまだ下手ではありますが。
「口話付きの手話」をやると、何を言っているのかわからなくなってしまう感じです。
言い訳になってしまいました。
苦手なら尚更、周到な準備と打ち合わせが必要でした。

そして国立市公民館での上映。
公民館と喫茶店「わいがや」とのコラボレート企画上映。
閉めきった部屋の中ではなく、公民館のロビーで上映。
窓外からもその様子が見えたり、エレベーターを降りた人が「何やってるんだろう」と覗いたりなど、なかなか面白いシチュエーションでの上映でした。
上映終了後は講演。口話でやり、手話通訳付き。
手話やろうの世界のことにあまり詳しくない聴者の方が多いという意識でしゃべりました。

そして翌日は、北区登録手話通訳者協会30周年記念行事の一環としての上映、講演。
東日本大震災からちょうど1年であることもあり、黙祷後、上映。その後、講演。
この日は、聴覚障害者や手話通訳者、つまり詳しい方々であるという前提での口話での講演。
手話通訳の方はいっぱいいますしね。
手話通訳の方は、私の講演の時だけ日本代表の青に合わせた服に着替えてました。
(私にも事前相談あり)
こういったふうにTPOに合わせるのもいいですね。
「プライドinブルー」の時は、必ず“青”を着ていたのですが、最近ご無沙汰してました。
質疑応答に関しては、コメント欄に的確な助言をいただき、反省反省です。 


アイ・コンタクト 3月の上映予定 改訂

2012年03月05日 | 「アイ・コンタクト」上映予定

昨日は、「第30回 耳の日記念 聴覚障害者と県民のつどい」記念講演の
講師として招かれ講演してきました。
愛知県内での上映はまだなので、是非上映を!
一般上映はもちろん、学校での上映も出来ます。
詳しくはお問合せください。このブログからもメールを送信できますので。


今週末や20日の祝日には、
都内で「アイ・コンタクト」の上映が予定されています。

3月10日(土)は東京都国立市で上映!
17時~ 東京都国立市公民館1階ロビー 

私も行きます!
詳しくは、http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/kominkan/kouza/005435.html

翌3月11日(日)は、東京都北区赤羽で上映!
14時~ 東京都北区赤羽会館  
無料です。予約などもいりません。
私も行きます!

3月20日(火・祝)には、東京都板橋区で上映!
15時~ 18時~ 高島平区民館
私も行きます!
料金は1200円(高校生以下は800円)。
収益のすべてを、東京のろう重複障害者就労施設「たましろの郷」へ寄付するそうです。
当日券の料金も同じです。
是非、ご来場ください。会場も広いようです。

問い合わせ:板橋区聴覚障害者協会

FAX:03-3963-8677  メール:itatyoukyou@yahoo.co.jp


なでしこスタイルの永里

2012年03月03日 | サッカー

コンディションが悪いながらも、“なでしこジャパン”が、アルガルベカップで2連勝。
その2試合で印象的だったのが、永里。

ドイツワールドカップ(少なくともドイツ戦までは)では、かたくなまでに自分のスタイル(というかドイツリーグで点を取っているスタイル)に固執した永里だったが、完全に吹っ切ったというか頭を切り替えたようで、今大会はディフェンスにも走り回り中盤にも顔を出し、日本代表の戦術に合わせたプレーを見せてくれている。
そしてノルウェー戦では素晴らしいゴールも決めた。
もちろん国内の選手に比べ、コンディションが良いということもあるが、アメリカ戦も楽しみ。
そして五輪も楽しみだ。

ところで京川舞は、中学時代、ろう者サッカー女子日本代表vs鹿島レディースの練習試合でドカドカ点を決めていた記憶があります。

ザックジャパンは、コンディションが悪い選手ばかりが集まるとこうなるのかという試合でもあった。
岡崎のゴールが決まっていたら展開も変わっただろうが。
まあでもそのことは最初からわかっていたわけだし、今後もジーコジャパンの時のオマーン戦のようなことにはならないだろう。


ここ最近のこと

2012年03月01日 | 日記

2月4日の江戸川区の上映の後も、アイ・コンタクトの上映や講演が続きました。

まずは東京都国分寺の手話サークルでの講演。
事前に映画上映をしてもらっていたので、できるだけ質疑応答の時間を長くとってやりました。
以前、別の手話サークルに招かれた時は手話でやったこともありますが今回は口話で。
口話でやると、かなりの方は手話通訳を見て私の方を見ないので、やりにくい部分もあります。
ろう者だけではなく、手話学習者も手話通訳を見ますから。私自身が講演会に参加するときも同じように手話通訳を見ますし。
ただ現時点の手話力では、あきらかに口話でやった方がろう者の方には正確に伝わることは確かですね。
講演の後は楽しい交流会。
しこたま飲みました。

1週間後には、大塚ろう学校での上映。
さすがに幼稚部や小学校低学年には難しかったようですが、高学年や保護者の方々は真剣に見入っていました。
昼食後、小学部の生徒達とミニサッカー。楽しくプレーしました。
そして夜は、親父たち(といっても年下)、先生方と飲み会。
手話関係の飲み会は女性が多いのが通常ですが、男だらけ。でもその男たちが全員手話が使えるのは嬉しい驚き。なかには地域の手話通訳者に登録されている方もいて、へーと思った次第。
また、いろいろと意見交換ができるなど、有意義且つ楽しい飲み会で、フルコースの1日でした。

そして翌日は藤沢市での上映。
なんとなく200人弱なのかなと勝手に思っていたら、300人以上の方々にご来場いただきました。ありがとうございました。実行委員会の皆さまのご尽力のおかげです。
デフリンピック出場時のチームの監督や選手なども駆けつけてくれてくれ、壇上で挨拶してもらいました。
上映終了後は、おいしいお酒と有意義な会話をして帰京。
上映に際しての収益は、全額東日本大震災の義捐金として寄付するそうです。

その翌日は、難聴言語障害教育に関わる先生方相手の講演。
好評だったようで良かったです。

ほんで、その2日後は知り合いの手話通訳士の方を急遽呼び出して、手話の勉強。
週末、地域の手話講習会の閉講式で、受講生代表として謝辞を手話表現することになっていて。ちなみに他の人が口話で、私が手話表現。
まずは自分と他の受講生とで考えて、さらにより良くするため手話通訳士の方の知恵を借りました。
目からウロコの連続でした。語いの選択、同時性などなど…。
勉強になりました。
手話の勉強が終わり、その場で五輪代表日本対マレーシア戦の観戦。
そこはサッカーバー。信濃町にある「ティアスサナ」

そしてその翌日は、東京都江東区の手話サークルでの講演。
国分寺での講演同様、口話でやりました。前回以上に手話通訳の方を見ているので、そういったやりにくさはありましたが、慣れるしかないんでしょうね。
終了後はまたまた楽しいお酒。危うく終電に乗り遅れるところでした。
なんか、飲んでばっかりだな。

週末は前述した講習会の閉講式。
謝辞の手話はうまくいったかなあ。笑いはとれましたが。(注・失笑ではありません)
その後、手話と口話が入り乱れてのお食事会。

そして夜は別件で手話居酒屋「ふさお」へ。
手話通訳士の方お二人と飲みました。
「ふさお」へは久しぶり。知人も多数来てました。

翌日はヨコハマフットボール映画祭、3本の映画を観ました。
「モンテビデオ」「Jリーグを100倍楽しく見る方法」「二人のエスコバル」
「モンテビデオ」はセルビアの映画。ユーゴスラビアが第1回のワールドカップの出場を果たすまでのお話。セルビアではとんでもない数の人が観た映画らしい。
「Jリーグを100倍楽しく見る方法」は、今見ると「なんじゃこりゃ」という映画。知人のプロデューサーが作っていた事を知り、2度びっくり。
「二人のエスコバル」は、アメリカワールドカップでオウンゴールし、その後射殺されたコロンビアのエスコバルと、コロンビアの麻薬王エスコバルを軸に描いたドキュメンタリー映画。驚愕の事実の連続です。
もちろんクロージングパーティにも参加。

翌日は、トラッシュマスターズの芝居を観劇。
同郷の林田麻里さんが出演していることもあり、トラッシュマスターズの芝居は3度目。現代社会が抱える問題を取り入れた骨太な物語で、芝居の時間は3時間5分、休憩無し!
今回は医療をテーマにした芝居。前回、前々回に比べるとややインパクトにかけ、未整理な印象も。言うのは簡単だけど。
林田麻里さんの芝居は良かったです。
演出家の嗜好性か計算なのか、あまり男と女の方に行かないようにしている印象があって、そのあたりは常に違和感としてあるのだが、そこが受け入れられている理由でもあるのかな。

ほんでその翌日は砂田アトムさんの講演を見に行った。というか、私も属している手話サークルに呼んだのだけど。
アトムさんは、ろう者の世界では知らない人はいないというくらいの人気者。講演会も笑いにつつまれていました。
そして交流会にも当然参加。またしても飲んでしまいました。

 という感じの日々を送っていました。
しかし引越しの後片付けがいまだ終らず、ダンボールに囲まれて生活してます。