京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

杏仁豆腐作りました。

2007-04-11 16:38:08 | 妻!の料理
 ようやく、今日から子供たち、お弁当持ちになりました。
 少しゆっくり出来そうです。

 先月、横浜中華街に行った際に購入した杏仁を使って、本格的な杏仁豆腐を作りました。



 これが、杏仁(きょうにん)です。
 
 杏仁とは何ぞや?
 と、思いましたので、ネット検索して調べてみました・・・
 (アーモンド粉末のことかと思っていましたが。)

 薬膳情報.netさんのページを参照しました。
 杏仁とは、漢字の通り、杏(アンズ)の種子なのだそうです。

 おそらく、大まかな分類で言うと・・・
 梅干の種をかち割ったら出てくる、通称「天神さん」と呼ばれている、あの苦いヤツ。
 あれが、まさしく杏仁です。(梅の種のも、杏仁だと思いますけど、たぶん)
 天神さん、美味いものではないですが、なんとなく薬っぽくって、香ばしくって、得した気分になりますよね。

 中華街で売ってあったのは、このアンズの種子の乾燥品だと思いますが。

 薬膳効果があるそうで・・・
 書いてある説明の意味がよく分からないのですが。
 どうも、咳に効き目があり、便秘にも良いようなことが書いてありましたよ!

 大量に取りすぎると、毒にもなるそうです。
 (たしかに、そういう匂いです。)

 まあ、普通に食べてる分には、致死量になることはないでしょう・・・

 で、今回、こちらのホームページで紹介されていたレシピを参考にして、杏仁豆腐を作ってみました。



 (私バージョンの杏仁豆腐の材料) とても簡単です。

 1・甜杏仁(北産の、香りの柔らかい杏仁) 30g
  ・水 200cc

 2・ゼラチン 10g
  ・水 100cc

 3・牛乳 200cc
  ・砂糖 120グラム


 まずは、1の材料をミキサーに入れ、ふやかしながら、粉砕します。
 白い液状になります。
 


 これを布巾で絞り、液だけを取ります。(杏仁のかすを除くということです。)
 そして、2の材料をとろ火にかけて、煮とかします。(ゼリー液の作成)

 最後に、全ての材料をあわせて、よくかき混ぜます。(泡立たないように。)
 全体的に熱を加える必要はないみたいですが・・・
 なんとなく、杏仁にも火を通したほうが生々しくないかな?と思い、沸騰させない程度に、火を通しました。
 (真偽の程はどうなのでしょう。)

 あとは、容器に移して、冷やし固めるだけです。



 お好みで、クコの実などの飾りを付けても良いでしょう。

 で。
 楽しいおやつの時間。

 子供たちが帰ってきてから、みんなで頂きました。
 子供たち、おばあちゃん、大ばあちゃん。

 長男、「美味しい!」
 次男、「うえっ!」と毒のように吐き出し、食べませんでした。
 だもんで、長男が次男の分も食べました。
 (赤子は寝ていました・・・)

 おばあちゃんたちの反応。
 「美味しい~!」
 今日は結構暑い日だったし、口がさっぱりして、美味しかったそうです。
 実は、杏仁の分量、半分にして作ってみたのですが・・・
 おかげで香りがしつこくなく、功を奏したみたいでした。

 われながら、美味しかったです。
 上品な香りで、かつ主張しすぎることもなく、貧弱すぎることもなく、きちんと一本筋の通った味わいでした。
 
 強いていえば、家庭用のゼラチンで作ったゼリーは、ぶるぶるとしていて、もっちり、ひっつく感じがするのが、うっとうしいのですが・・・
 材料の特質だから、仕方ないのか。
 質感からいうと、ゼラチンと寒天の中間くらいのが食べたいです。

 今度、寒天・ゼラチン半分ずつ加えて、作ってみましょう。
 今は、両方とも粉末タイプが出ていますので、便利ですね。

 まあ、とにかく。
 美味しかったです。
 100点満点!