私は、こういう茶色くなった頃のが好きです、と書こうと思ったのですが・・・
写真を撮ってから、食卓に並べ、皆で食事をしていると・・・
「これ、どこの菜の花や?」(じいちゃん)
「知らんで~、和(若!のこと)が置いていったで。」(ばあちゃん)
「うちのとちゃうなあ。」
「そやなあ。」
???
私は、ただ袋から出しただけですが。
つまみ食いしたとき、確かにいつものと味がちゃうなあ、と思いました。
(出しただけではなかったですね
)
それに、菜の花の香りが強いのか、なんか菜の花自体と異なる香味がしてました。
袋の裏表示には、「菜の花ぬか漬け」と書いてあるし・・・
おかしい。
(販売しているのは、確か塩漬けのはず。)
皆でごちゃごちゃ推測してましたが。
「去年、あんた(じいちゃん)が作ったやつとちゃうか~。」
と、いうことになりました。
な~るほど。
で、試食会。
なんか香味がする、と思ったら、山椒入りでした。
味付けは・・・
じいちゃんが味付けすると、最近は甘口のものが多くて。
この菜の花漬けも甘かったのですが。
山椒がなんとも良いお味。
ぱくぱくぱく。
全部食べてしまいました。
店頭販売はしていない、幻の漬物です。
家族の評判は良かったので、そのうち販売するかもしれませんね。
お蔵入りしていた漬物でした。
(去年のだから、ミイラ化というべきか・・・)
そうそう。
菜の花のぬか漬け。
松ヶ崎漬を御存知ですか?
大原を流れている高野川の、もうすこし下流に、松ヶ崎集落があります。
五山送り火の、妙法で有名なところです。
この界隈で作られる菜の花は、上質なことで知られています。
大原の紫蘇と同じで、気候が関係して、美味しい菜の花が育つそうです。
地元の人曰く、「よその土地では、こんな風にはできひん。」と。
で。
もうすぐ、松ヶ崎漬の美味しい季節。
冒頭の写真のような、茶色い菜の花漬です。
修学院商店街ででも探してみようっと!