京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

丹波三大山城のひとつ。

2011-11-14 13:52:02 | 石垣のある風景(大原以外の!)

なかなかアップできませんでした。

丹波編。

 

10月23日、息子のサッカーのお供で、兵庫県丹波市に行ってきました。

…アスコザパーク

サッカー総合施設で、総人工芝生・宿泊まで出来るという、素晴らしい場所!

ちょっと遠いけど、そんなとこに連れてってもらえるなんて、贅沢ですね。

 

で、せっかく丹波に行くのなら、どこかお城へ・・・

と、下心出しまして、向かった先がこちら 

 

丹波市春日にある

春日局・出生の地 黒井城

 

(でも、ここまでが紆余曲折でして・・・

 京都は快晴やったのに、京丹波から兵庫エリアに入ったとたんに

 雨が降ってきました

 

 「そ~よね、別にお城が目的で来たんやないんだもん」と強がってはみたものの

 やっぱり、傍目からは落胆して見えたのか、若!が「行こ~や!せっかく来たんやし」と言ってくれました

 いや、言ってくれはりました

 ので、昼食を済ませてから、ホームセンターで傘を買い、登山口に向かいました。)

 

そう「登山口」

私が行動に慎重になってしまったのも、

どうも、散策ではなく登山になってしまいそうなコースだったため・・・

長女5歳を連れていたので、あまり無理をして風邪とか怪我とかあってはいけないと思いました。

とか言いながら、やっぱり来てしまいましたがね

丹波三大山城にあげられる黒井城

戦国時代、丹波一帯に勢力を広げていた赤井氏の次男、赤井直正のお城でした。

この黒井城の主であった荻野氏に養子に入りましたが、養父を殺害して、成り上がります。

(そのため、悪右衛門の名がついたとか、どうとか…)

 

*どなたかの城ブログにあったけど・・・

 「なぜに、赤井氏なのに、黒井城」 

持ちネタに加えよう・・・

 

当初は、織田氏の勢力下にありましたが、まもなく背き、

丹波攻めにおいては、織田主従の明智光秀に激しく抵抗しました。

 

粘り強く明智勢の攻撃から城を守った赤井氏でしたが、

城主直正の病死で、統率を失った黒井勢は、ついに破れてしまいました。

(中国・毛利勢、吉川元春に援軍を申し出ていたらしいですが)

 

その後、城主として派遣されたのが、明智光秀の重臣・斎藤利三です。

そこで、娘の春日局(福)が誕生しました。

お福の育った下館は、ちょうど登山口下の敷地で

現在は興禅寺となっており、当時の姿を偲び見ることができます。

 

城主の娘としての穏やかな日々もはかなく、

本能寺の変の後、明智勢は一切追い払われ、お福も、素性を隠す生活が始まりました

 

その黒井城の全貌

この地形図を見ても分かるように、完全なる山です。

住まいとしての城ではなく、戦闘態勢100パーセントの山城でした。

 

これまでにいろんなお城に行ってきましたが、

こんな険しい登城は初めてでした。

私たちは、駐車場の右手にある登山口から登りました。

(左手・上の一番最初の写真の道が、メジャーな登山道だったのかな?)

いきなりの石段やし、

昨日までの雨で、砂利が石段にたまってるし、ちょっと不安になりました・・・

看板が設置されていたことで、かなり不安軽減

そうでなかったら、この道引き返したかもね。

少なくとも、母子二人では絶対に行けません

こんな道がずっと続く・・・

獣除けの柵

ほんと~に大丈夫か、この登山道

大手道? そういう概念自体、山城にはなかったかな?

忍びの下々が駆け上がり、飛び降り去った、とでも、想像するべきか・・・

お~い、幼児が登るような道じゃないぜ~

ハイヒールでは絶対無理です。

出来れば登山靴で!

上りは良い良い

帰りは・・・

そうとう膝が笑いました

中腹に来ると、少し平坦な道

ちょっとした広場が見えてきたら、長女がぜん元気になりました

「太鼓の段」

ちょっとした広場で、JR春日駅方面が一望できます。

古い(たぶん江戸時代の)顕彰碑がありました。

 

そして、ふたたび登城

朴葉がいっぱいです。

崖沿いの進みます。

山の東側になるのかな、舞鶴縦貫道が見える側です。

ちょっと落ちたら大変な場所

やっぱり幼児には厳しい道・・・

二つ目の獣柵を過ぎると・・・

もう石垣ないのかな?と思った頃に、石垣登場

山登りに精いっぱいで、もはや石垣目当てなのを忘れてしまいそうな頃でした。

この石垣の上の敷地が出丸(三の丸) ↓

こちらの出丸から見えてる石垣の・・・上の敷地が北の丸(二の丸)

 

(北の丸から見ろした出丸やったかな?)

素晴らしく景色が良いです

こちらの北の丸から見える石垣の・・・上が本丸です。

特大ポップコーンのような菌類?

誰かが落としたメレンゲ?と思いましたが、においをかぐと、やっぱりキノコの匂いでした

(手前が北の丸、奥が本丸)

 

北の丸→本丸の部分

すぐれた造形美です

たぶん、地元小学校のハイキングコースかな?

風光明媚・歴史満載の優れたコースですね

若!も来てよかったと言ってくれました

↑ 本丸の先の西の丸

 

西の丸から、来たほうの道・出丸方面に向かっては、石垣が良く残っていました。

(石段の上が、本丸・北の丸です)

きれいに整備されており、余計な設備もないおかげで、

山城の構造が分かりやすい、とてもよいお城でした

良い運動にもあるし、おすすめですよ。

行きはよいよい、帰りは恐い登山道

私はKeenのトレッキングシューズ履いてたんですが、それでも、

関節痛が出ましたよ

それなりの対策はしてからお出かけ下さいね。

長女転倒もなく、無事に帰れました。

 

すぐ近くの道の駅・丹波おばあちゃんの家での買い出しも満足

最中(もなか)収集と・・・

野菜は、セロリ・ラッカセイ・干しソラマメ 購入

もちろん、青菜・枝豆・クリ・黒豆などもありましたよ~

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。