おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

片田舎町内会リポート.23

2007年05月30日 | Weblog
 沖縄はとっくに梅雨だと思うけど、首都圏はこれから梅雨です。この時期は、アウトドア系の予定を立てにくいですよね。梅雨に入ってしまうと、デフォルトは雨なわけですから。ゴルフ場なんかも、梅雨の季節はプレー代を安く設定しているような気がします。だからといって、梅雨が明けると今度は暑い夏なんですがね。

 さて、例年梅雨前の5月に行われる、町内会の春の一大イベント「歩こう会」を実施いたしました。去年は雨のため、肝心の歩くのは中止で、賞品の抽選会だけ行いました。今年は天候に恵まれ晴天で、むしろ暑すぎたほど。そんな、町内会の春レクのリポートです。

【リポート23.春のイベント歩こう会】
 本年度書記役として初めてのイベント、歩こう会開催当日がやってまいりました。実はぼく、前日の土曜には早朝のゴルフ練習に行って、いささかお疲れ気味でこの日の朝を迎えたのであります。「役員は確か、8時半に公民館集合だったよなぁ」なんて、ぼんやり思いだしながら起きたのは8時少し前です。

 あわてて顔を洗いながら、今日は一体自分はどんな役回りで、何をしなければいけないのか、資料を見ながら思い出さなくてはいけないことに気づきました。今日の段取りを決める役員会は、ずいぶん前に開催して役割を決めていたものですから、すっかり忘れてしまっていたのです。それなので、眠たい頭で資料を見ながら、今日の内容を確認しました。

 書記役は当日は大した役目はなく「まあ、全体の進行がうまく流れるようチェックしていればいいのだろぅ」と認識。時間より少し早めに行こうかとも思いましたが、この時、携帯電話の電池残量が半分以下になっていることを発見。再びあわてて、時間ギリギリまで充電することにしました。イベントごとに、携帯電話は必需品です。緊急時の連絡はもとより、黒眼鏡副会長が持って来てくれることになっている、記録用のデジカメのバックアップ機として、携帯カメラが使えますので。

 そんな事情でぼくが公民館に着いた時刻は、集合時間ちょうどでした。会長はじめ各班の班長は、あらかた集合済みです。ぼくが着くとさっそく、会長が声をかけて朝1のミーティングを始めました。最初にお弁当係り、次に賞品係り、更にコースの誘導や安全確認係り、最後に飲み物係りと、各係りの責任者から準備状況と、今日の段取りのポイントを報告してもらいます。飲み物係りの、クーラーボックスが不足していること以外は、おおむね準備は大丈夫な状況でした。

 打ち合せの最後に会長が、「出発前の説明の進行は、副会長が飲み物責任者で折り返し点に行って不在になるので、書記にやってもらいましょう」と言いだしました。それで、ぼくが進行役をやらねばいけなくなったわけです。参加者の集合は、公民館近くの公園に9時15分。出発は9時半予定です。急に振られた進行役ですが、ぼくはソフトボールの大会なんかでの進行内容を思いだしつつ、おおよそ次のように進めることにしました。

 9時15分になったら朝の進行役になったぼくから、班長に参加者を確認していただくよう声をかける。その後参加者に公園の一角に集まってもらうよう呼びかけ、「おはようございます」の挨拶をする。そして、今日のごくおおまかな進行内容を説明。「この後9時30分頃出発し、この公園に戻ってくるのがおそらく11時頃で、公園で班長からお弁当を受け取り、あわせてお楽しみ抽選会で賞品を受けとっておしまい」という、ごく大枠の説明です。次に、会長に挨拶してもらう。さらに、誘導と安全確認責任者から、コースの概略と注意事項を案内してもらい、そのうえで出発の合図もしてもらう。そんな内容です。

 時間になり、この想定どおりで進行しようとしました。計算外は3つです。1つは誰かが電池を逆に装着したため、ハンドマイクを使えず会長挨拶までは肉声でやったこと。途中気づいた人が電池をセットし直してくれて、コース説明はマイクを使えました。あー、喉が今も少し痛い。2つめは、B丁目自治会の会長が寄付とともに飛び入り参加をしてくれて、急遽その紹介と挨拶を入れたこと。それから3つめは、自分の携帯電話のカメラでこの様子を撮りながら進行するという、そんなとっても忙しい状況になったこと。デジカメを副会長から託されたのは会長で、携帯カメラを持っているのはぼく。朝のこの様子を会長が撮影する様子はない。あら、ぼくが進行役をこなしながら撮影しなきゃなんない。そんなことに途中で気づいたんですネ。

 いずれにしても、9時半前には出発させることができました。参加者や班長が出発した後に、公園や公民館に残ったのは、弁当係り、賞品係りと、会長、書記です。弁当係りは、お店に届けてもらうお願いをしておいた弁当が届いて、飲み物とともに各班の必要個数毎に、公民館内で仕分けるのに大急がし。賞品係りも、公園内でテーブルを用意して、抽選準備や賞品の展示で大急がし。ぼくは、ぼくの班の班長が飲み物係りで折り返し点に行っているため、代わって班の参加者ごとに飲み物と弁当を袋詰めするのを頼まれていて、その作業を始めました。

 ところで弁当ですが、従来は自治会がある最寄駅そばのお弁当屋さん、××亭より購入していました。弁当係り責任者にもなった会計担当の役員さんに聞いたら、今年は弁当係りで相談して、別の○○屋に変更したんだそうです。何でも会計役員さんは、「どうも揚げ物が多すぎて、あそこの弁当はねぇ」という、過去の不評の声が気になっていたとのこと。自治会員の年齢が上がるにつれ、油物は不評をかっていたんですね。そこで他のお弁当屋さんをあたって、メニューの相談に応じ、配達もしてくれる今回のところに決めたとのこと。

 ××亭が失った売上は数百個で、金額にすると10数万円です。1ヶ月にどのぐらい売り上げているかは知りませんが、売上対前年同月比はきっとかなりマイナスになると思われます。5月の売上データを見て経営者は、分析を始めるのでしょうか? もっとも日曜の朝に数百の弁当をつくり、届けるという状況は通常対応では到底無理でしょうから、「今年は注文がないなぁ」と気づいているはずですよね。毎年、食した後の感想を聞くとか、時期がきたら「今年はいつでしょう?メニューはどうしましょう?」なんて御用聞きをするとか、そんなお客様とコミュニケーションする仕組みがあれば、この売上は失わないですんだはずなのに。食あたりとかを出したわけではないのだから…。

 そんなことを考えながら自班の分の弁当を参加者ごとの袋詰にし、公園に出て雑談なんかをしているうちに、そろそろ早い人が到着し始めました。丸1日かけて行う本格的歩こう会ではないので、往復で3Km程度の行程なのですね。11時頃には、大半の参加者が帰着したでしょうか?とても暑いせいか、公園に用意した飲み物もよく出ます。

 時間効率を考え、お楽しみ抽選会も、賞品係りによって開始されました。賞品は、ほとんどが100円均一の店で購入した日曜雑貨。1等から3等までが、それより多少高めのもので、ちなみにほとんど最後にくじを引いたぼくは、残りくじには多少の福があるで、3等の電卓を当てました。電卓は、210円で購入したそうです。

 全員が事故なく無事帰着し、くじも引き終わり、歩こう会の行事はつつがなく終了を迎えます。ほとんどの参加者が、賞品と弁当と飲み物を携え帰宅いたしますが、班によっては、班長が用意したブルーシートを公園に敷き、お弁当と飲み物で懇親する班もあります。

 役員は公民館にもどり、公民館内の後片付けをして、最後は予備用の残った弁当と発泡酒で反省会をいたしました。予備用がきっと残るだろうとふんで、公園に用意されたジュース類を飲まずにがまんしていたぼくは、正解でした。呼びかけや、説明のために大声を出し、暑い中で参加者の到着を待ち、後片付けをした喉には、発泡酒がおいしく染み入ります。あまりのうまさに、お弁当の惣菜をつまみに、4本も飲んでしまいました。

 後日、会長が撮った写真を、黒眼鏡副会長がデジカメを持って帰り、あらかじめ用意しておいたネットアルバムにUPしたとの知らせを、eメールで受けました。「とりあえず全部UPした」と、全部が強調されているのを不思議に思いながらアルバムを開くと、何と!100枚を越える写真がアルバムホルダーに格納されていました。ちなみにぼくが携帯カメラで撮った写真は7枚です。口髭会長は無類の写真魔だった?それともよほど暇だったのか?どちらかですね。
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 今後の予定としては6月末に、7月の夏祭りに向けた会合があります。それまでのつなぎとして片田舎町内会リポートの次回は、前回の予告でもちょっと触れた、町内会におけるNet活用の可能性なんてテーマを、考えてみようかな?
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