らありぽ.小樽らーめん 豆の木 蓮田店
ぼくは北海道は小樽の生まれで、今は埼玉に住み最寄り駅が、蓮田です。そして、KAWASAKI W650という、オートバイを所有して乗っています。
この日は家に帰っても食事はなく、夕食は自分で解決しなければいけない日でした。自宅から最寄りの、蓮田駅に降りてどうしようか考え、小樽ラーメン豆の木で夕食を摂ることにしました。
この店には何度か行っていて、以前このブログにも紹介していました。
https://www.otaru-ramen.com/concept
この日は、ザーサイにビールを頼んで飲み、その後らーめんを頼んで食べました。平日の夜で、他にお客さんは2組のみ。
以前から疑問だったのは、この豆の木はどこで小樽と繋がるのだろう?ということです。店内でトイレを借り、手を洗って周りを見ると、小樽の地図とともに「福来軒」というラーメン店の写真がありました。
ネットでこの店を経営する社の情報を見ると、豆の木の創業者は、小樽の新光町という町にあったこの店で食べたラーメンにより、らーめん店をやっていくことを決めたようです。小樽は、北海道のなかで決してラーメンがメジャーな街ではありません。なのになぜ小樽らーめんという冠を付けるのか?その疑問がようやく晴れた。そんな情報をしみじみと噛み締めつつ、この夜は食事を終えて家に帰りました。
それから、何日も経たない朝の出勤時のことです。自宅から最も近い交通量の多い交差点で、「小樽らーめん豆の木蓮田店」の近くでもある交差点を渡ろうとしました。渡る手前の交差点の角に、たくさんの花束が置かれているのに気づいた。この交差点は、結構事故の多い交差点で、目撃者を尋ねる看板がよく置かれてもいました。
「交通事故だろうが、あの花束の量からして、死亡事故かなぁ」。そんな思いで乗った電車の中で調べたスマホには、埼玉新聞のこんな記事が…。亡くなったのは大型バイクに乗っていた、20歳の若い男性だったよう。
この記事、花束の積まれた風景、職場の最寄りのさいたま新都心けやき広場の落葉の風景を観ながら、ぼくの中に2つの記憶が蘇りました。いずれも縁のある人物が亡くなった現場に、花を捧げた2つの記憶です。1つは大好きだった大学の先輩が、バイクで衝突して死亡した現場に、花を置いた。2つめは、尊敬する方のお子さんが亡くなった現場の交差点に、花を置いた。それぞれの折の、季節は一体いつだったろうか? と考えつつ落ち葉を見つめた…。
<今回の今の時期>
落ち葉のこの時期は、悲しい記憶が蘇りやすいのでしょうかね。