日々雑感

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当世若者カタギ

2010年11月15日 | Weblog
当世若者カタギ

若い女が股を広げて、階段に座り、ポテトとコーラとハンバーガーを口にほおばっていた。
通行人がじろじろ見るのも全く意に介せず、堂々たる振る舞いである。
しかもその服装たるや、破れたジーンズ。おまけに茶髪と来ている。身だしなみという一昔前の感覚からすると、完全にボロスタイルである。

服装や身だしなみの自由と言うよりは、落ちるところまで落ちたという感じだ。
我々世代から見れば当世のフアッションと言うよりは乱れた服装であり、行動だと非難するだろう。
そして恥じらいを失ったギャル達に対してどんなにか抵抗を感じたことか。

ところがよく考えてみれば、僕は意識的ではににせよ、海外旅行バックパッカーするようになって、貧相な衣服や身なりを恥ずかしく思っていた。バックパッカーといえども、シャツは破れてないし、ジーンズだってほころびが有るわけではない。今の若者のフアッションよりはよほど昔の感覚に近い服装だが、それでも気が引けていた。ボロをまとっている感じがして、何となく恥ずかしい想いをしていた。

ところが当世若者の服装や、マナーのおかげで、恥ずかしい想いというのは消え去った。
若者の服装なればこそ、自分も気分的には救われているということに気付いたとき、
よくぞ先鞭を付けてくれたことだ。僕自身が進んでこのようなみすぼらしい自分なりのフアッションで人前に出ることは抵抗があったが、若者のぼろフアッション出現のおかげで救われている部分が有る。