日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。
野のアザミ
ハクセキレイ、シラサギ、タゲリ
晴れの日が続き、この日も快晴。あちこちの田んぼにトラクタが見える。田起こしだ。トラクタのダダダダッという音を聞きつけて一番早くやって来るのは、ハクセキレイ。尻尾を上下させることから俗称イシタタキ。数十羽が群れでやって来て田んぼを賑やかに歩き回る。シラサギなどに比べると格段に小さい鳥だから見えにくいかもしれない。トラクタでかき出された小さなミミズが大好物のようだ。喜びの声がチュチュチュッとあちこちで聞こえる。
次にやってくるのはシラサギ類。コサギ、チュウサギ、オオサギ、アオサギなど。シラサギが一番きれいなのは舞い降りる時。翼を広げて舞い降りる姿は「シラサギの舞い」と名付けてもいいくらい。シラサギを間近で観察していると、“祖先は恐竜”と思うことが多い。アマサギに最も強く感じる。秋の耕運では、バッタ類がどんどん飛び立つ。それを群れで追いかける姿はまるで恐竜。映画「ジュラシック・パーク」の1シーンを思わせる。シラサギ類の性格は恐竜的なものから慎重派まで様々。間近で観察できるのがトラクタ作業だ。だが、見とれ過ぎると耕運あとがグニャリと曲がり要注意だ。
最も美しいのは、タゲリだろうか。こちらは警戒心が強い。ツツツッと歩いて立ち止まり、またツツツッと歩く。頭に黒い冠羽があり、羽は見る角度で緑に見えたり黒に見えたりする。不思議な色だ。飛び立つと“ふわり、ふわり”と優雅に飛ぶ。鳴き声は鳥とは思えず、姿が見えなければ猫かと間違う。子猫のようにミューと鳴く。トラクタに近づくことは少ないが、この日はすぐ近くまで来てくれた。
やって来る時はグライダーのダイサギ
冠羽が特徴のタゲリ
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