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佐土原のお雛様展 & 佐土原人形伝承会作品展


家の回りの梅が咲き始めた。一番最初に咲き始めたのは裏庭の小梅だった。そして遅れ気味だった大梅の木。門柱脇の大梅は、昨年ばっさり切ったため今年はほんの少し。昨年は、いい枝振りで大きな実を付けていたのだが、収穫の際、脚立から幹に足をかけた途端に幹が折れ、私は背中から落下。折れた真下がツツジの植え込みだったため怪我は免れたが、梅の木は無惨な姿になった。原因は、切り口から腐り、幹の中まで達していたためだった。
話がそれたが、ひな壇飾りには松竹梅がよく似合う。今年、おひな様展につくった段飾りの松は、剪定時に残しておいた庭の松。竹は河川敷の畑に生える真竹、梅は裏庭の小梅から調達した。
佐土原はかつての城下町。戦国期には、今の宮崎県の中心を成し、江戸期も佐土原島津藩の中心として栄え、明治・大正・昭和前期までは商業都市として栄えた。その明治・大正期には佐土原人形も全盛期だった。ある家に女の子が生まれると、親戚などから“ひな”と呼ばれる様々な人形が贈られ、内裏びなを中心にひな壇を飾ったと言う。10年近く前、残っていた「ひな壇飾り」の写真をみせて頂いたことがある。座敷に俵を並べ、その上に戸板。そして、庭から松竹梅やセンリョウ・マンリョウなどめでたい木々を掘り起こしてひな山・ひな壇がつくられ、その回りには贈られた反物で飾られていた。親戚も地域もみんなで女の子の成長を祝ったのだ。
今年の「佐土原のお雛様展」と「佐土原人形伝承会作品展」は、それらを念頭に置きながら展示した。町づくりへと発展・展開することを願いながら・・・・。

佐土原のお雛様展/同時開催:佐土原人形伝承会作品展

佐土原のお雛様展






佐土原人形伝承会作品展


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