暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

2020年度・二級建築士試験「建築法規・傾向分析」Vol.3

2020-07-14 09:26:06 | ビジネス・教育学習
◇構造強度の規定は、インデックスよりも、施行令の目次を開いて条文を検索する方が早いと思います。
◇法令集がインデックスだらけになるのを回避できますので、私は講座で、そのように諭しています。
◇条文自体も、あっちを見てこっちを見てが、少なくとも二級の過去問分析から、比較的少ない分野です。
◇したがって、施行令の目次検索で、解答を見出す方法を推奨しています。
◇今年の試験問題は、比較的易しかったせいもありますが、それで充分、回答可能だと思っています。

No.6(木構造):正答2
 ・難しい問題ではないのですが、よく読まないと、落とし穴にはまりそうなのが設問1ですね!
 ・試験問題ですので、感覚的に、厳しい部分を問うのが通常の概念であると思います。
 ・ところが、2階建ての2階部分の地震力の、柱の小径係数を問う設問です。
 ・つい、誤答してしまいそうですが、10m未満の2階の柱と記述されています。
 ・令43条表(2)項右欄の最上階の欄を確認し、問題文が正しいことが理解できます。
 ・正答の設問2が誤りであることは、軸組計算の演習を繰り返している人には、易しい問題ですね!
 ・法42条の木造の土台・基礎のただし書き緩和規定は、もう、常連の設問でしたね!
 ・この6年間で、正答にはなっていませんが、H30年を除き、毎年のように出題されていますので・・・。

No.7(木造以外の構造規定問題):正答4
 ・正答のRC造の柱の帯筋の基準ですが、H28年に出題されて以来ですが、またまた正答での出題です。
 ・構造が得意な人には、眼をつぶっていてもわかる、簡単な問題でしたね!
 ・他の設問も含めて、施行令の目次を参照しながら、比較的易しく条文を検索できる問題だと思います。

No.8(構造計算規定):正答2
 ・正答の設問2以外は、施行令の目次で検索して(調べて)、比較的易しく解答できたと思います。
 ・正答の設問2だけは、ちょっとややこしかった気はしますが、難しい問題ではないと思っています。
 ・令88条2項に標準せん断力係数は「0.2以上」としていますが、この条文は許容応力度計算のことです。
 ・同3項に、必要保有水平耐力計算をする場合には・・・とあり、前項の規定にかかわらずとあります。
 ・すなわち、標準せん断力係数は「1.0以上」とする必要があります。
 ・問題文をよく読めば、誤答することはないと思いますので、問題文をよく読むことが大切だと思います。

2020年7月14日 by SHRS(シュルズ)一級建築士、建築基準適合判定資格者
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする