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エコピープルおじさんの戯言(たわごと) その5

2020-07-30 10:51:24 | ビジネス・教育学習

◇今朝の新聞記事から、広島の原爆による被爆者健康手帳の交付を求める訴訟から、放射能を考えます。
◇エコ検定の公式テキスト改訂7版では、第3章8「震災関連・放射性物質」のところで解説しています。
◇東日本大震災による原発事故を受けて、従来の災害廃棄物の範疇では処理できない状況への対処です。
◇原発事故を受けて、2011年8月26日に、「放射性物質汚染対処特措法」が成立しているのです。
◇それらの政策背景や概要は、秋になってから、エコ検定の試験日を見据えて取り組みたいと思います。
◇今回は、被爆者健康手帳の交付を求める訴訟をきっかけとして、用語の定義を整理しようと思います。

◇新聞記事による今回の訴訟で注目すべきは、「内部被爆」に言及していることです。
◇エコ検定の公式テキスト改訂7版から用語の定義等を整理すると、
 ・放射性プルーム:大気中に放出された、放射性物質を含んだ空気塊。
 ・外部被爆:大気中に放出され、地表に沈着した放射性物質から発する放射線による被爆。
 ・内部被爆:飲料水、農水産物等に移行した後、それらを体内に取り込む、食物経由の被爆。
 ・㏜(シーベルト):放射線による物理的エネルギーの強さ㏉(グレイ)に人体の影響度合いを加味した単位。
 ・㏃(ベクレル):放射線を出す能力(放射能)の単位

◇厚生労働省は、2011年に、食品に含まれる放射性物質の暫定基準を定めています。
 ・内部被ばく線量が、年間5m㏜(ミリシーベルト)に達しないように、出荷規制をしました。
 ・同時に飲料水についても暫定基準を定めましたが、ヨウ素131が、東京都の一部の水道から検出。
 ・原発事故による放射能の影響が、広範囲にわたることの懸念事項が示されました。
 ・その後食品基準については、セシウム以外の核種も考慮し、年間1m㏜を超えないように強化。
 ・具体的には、一般食品は100㏃/㎏、乳児用食品、牛乳は50㏃/㎏、飲料水は10㏃/㎏としています。

◇「そんな戯言(たわごと)を聞き考えている暇はない。」と言わずに、耳を傾けていただきたいと思います。

2020年7月30日 by エコ検定普及勝手連「エコピープルおじさん」
コメント
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