◇今朝の毎日新聞に、地球温暖化による気候変動の影響についての記事があります。
◇スーパーコンピュータによる、昨年、西日本を襲った集中豪雨の要因分析です。
◇集中豪雨の要因は、地球温暖化によるものと想定されています。
◇気温上昇がなかった場合との比較で、降水量の総量が7%増えているとのことです。
◇この7%が無ければ、各地の観測記録の更新はなかったとしています。
⇒「甚大な被害は発生しなかった。」ということかなっ?
◇気温上昇により、大気中の水蒸気量が増加し、雨量が増え、台風の勢力増強に繋がるとの見解です。
◇そこで「エコ検定」で習得しようとしている地球温暖化の知識の再整理をしていきます。
◇ポイント①:地球温暖化のメカニズム
・もし、大気中に温室効果ガス(GHG)がなかったら、平均気温は氷点下18℃になる計算です。
・GHGが適度にある事で、地表の平均気温が、快適な15℃に保たれています。
・大気中の二酸化炭素の増加により、GHGの濃度が高まり、地球温暖化を招いているのです。
・その最大の要因は、産業革命以降の化石燃料の消費と森林減少によるものとされています。
・化石燃料消費で二酸化炭素は増加するが、森林減少で二酸化炭素吸収は減少しているのです。
◇ポイント②:地球温暖化等の科学的知見集積・客観的評価をしたものが「IPCC評価報告書」
・気候変動に関する政府間パネルを略して「IPCC」
・2014年11月に第5次評価報告書が公表され、現在第6次評価報告書の公表準備中(今年中?)。
・第5次評価報告書では、地球温暖化の主要因が人間活動による可能性が高い(95%)としました。
◇ポイント③:気候変動に伴う影響(5つの包括的懸念材料)
・生態系や文化など固有性が高く脅威にさらされるシステムへの影響
・干ばつ、台風等の極端な気象現象 ⇒ 当然ここには、集中豪雨も含まれると思います。
・農作物や水不足などの地域的な影響 ⇒ 下世話な話ですが、野菜の高騰は家計に厳しいです。
・生物多様性の損失や世界経済への影響などの世界全体で総計した影響
・氷床の消失などの大規模な特異現象
◇ポイント④:地球温暖化対策には、緩和策と適応策の2本柱が必要
・緩和策
1)エネルギーの供給段階での対策
2)エネルギーの利用段階での対策
3)森林・吸収源対策
4)排出されたCO2の回収・貯留 (CCS:Carbon Capture and Storage)
5)その他のGHG(温室効果ガス)排出削減対策
・適応策の事例
1)高温耐性の水稲・果樹の品種開発、病害虫の適切な防除
⇒余計な話ですが、我々人間も、高温耐性の体質とライフスタイルづくりが必要だと思います。
2)生態系変化の把握、国立公園等の管理の推進
3)熱中症の予防法の普及啓発、感染症媒介蚊の発生防止
etc.
◇ポイント⑤:国際的な取組みの推進
・締約国会議(COP)による国際的枠組みを決定している。(2018年はCOP24)
・2015年のCOP21で「パリ協定」採択、2016年11月発効。
・2015年の国連持続可能な開発サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」採択。
・具体目標として「持続可能な開発目標SDGs(17目標)」を掲げる。
◇余禄:持続可能な社会構築は「バックキャスティング」で考える必要があります。
2019年1月18日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
◇スーパーコンピュータによる、昨年、西日本を襲った集中豪雨の要因分析です。
◇集中豪雨の要因は、地球温暖化によるものと想定されています。
◇気温上昇がなかった場合との比較で、降水量の総量が7%増えているとのことです。
◇この7%が無ければ、各地の観測記録の更新はなかったとしています。
⇒「甚大な被害は発生しなかった。」ということかなっ?
◇気温上昇により、大気中の水蒸気量が増加し、雨量が増え、台風の勢力増強に繋がるとの見解です。
◇そこで「エコ検定」で習得しようとしている地球温暖化の知識の再整理をしていきます。
◇ポイント①:地球温暖化のメカニズム
・もし、大気中に温室効果ガス(GHG)がなかったら、平均気温は氷点下18℃になる計算です。
・GHGが適度にある事で、地表の平均気温が、快適な15℃に保たれています。
・大気中の二酸化炭素の増加により、GHGの濃度が高まり、地球温暖化を招いているのです。
・その最大の要因は、産業革命以降の化石燃料の消費と森林減少によるものとされています。
・化石燃料消費で二酸化炭素は増加するが、森林減少で二酸化炭素吸収は減少しているのです。
◇ポイント②:地球温暖化等の科学的知見集積・客観的評価をしたものが「IPCC評価報告書」
・気候変動に関する政府間パネルを略して「IPCC」
・2014年11月に第5次評価報告書が公表され、現在第6次評価報告書の公表準備中(今年中?)。
・第5次評価報告書では、地球温暖化の主要因が人間活動による可能性が高い(95%)としました。
◇ポイント③:気候変動に伴う影響(5つの包括的懸念材料)
・生態系や文化など固有性が高く脅威にさらされるシステムへの影響
・干ばつ、台風等の極端な気象現象 ⇒ 当然ここには、集中豪雨も含まれると思います。
・農作物や水不足などの地域的な影響 ⇒ 下世話な話ですが、野菜の高騰は家計に厳しいです。
・生物多様性の損失や世界経済への影響などの世界全体で総計した影響
・氷床の消失などの大規模な特異現象
◇ポイント④:地球温暖化対策には、緩和策と適応策の2本柱が必要
・緩和策
1)エネルギーの供給段階での対策
2)エネルギーの利用段階での対策
3)森林・吸収源対策
4)排出されたCO2の回収・貯留 (CCS:Carbon Capture and Storage)
5)その他のGHG(温室効果ガス)排出削減対策
・適応策の事例
1)高温耐性の水稲・果樹の品種開発、病害虫の適切な防除
⇒余計な話ですが、我々人間も、高温耐性の体質とライフスタイルづくりが必要だと思います。
2)生態系変化の把握、国立公園等の管理の推進
3)熱中症の予防法の普及啓発、感染症媒介蚊の発生防止
etc.
◇ポイント⑤:国際的な取組みの推進
・締約国会議(COP)による国際的枠組みを決定している。(2018年はCOP24)
・2015年のCOP21で「パリ協定」採択、2016年11月発効。
・2015年の国連持続可能な開発サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」採択。
・具体目標として「持続可能な開発目標SDGs(17目標)」を掲げる。
◇余禄:持続可能な社会構築は「バックキャスティング」で考える必要があります。
2019年1月18日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」