再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

上善水如(じょうぜんみずのごとし)

2012-03-20 10:28:24 | チャット
「上善水如」

これは香りのあるさらりとした口当たりの良い日本酒であるが、先日、ふとしたことから飲みながら娘にその意味を語ることとなった。

「水」のような理想的な生き方、うんぬん・・・・・?あまり旨く説明できず、帰宅後に調べることとなった。

これは老子の言葉であり、「上善」とは理想的な生き方を指す。そのような生き方を願うのなら、「水」に学べと言うのがこの言葉の意味だそうだ。

水には、人が生きる上で学ぶべき三つの特徴がある。

第一に、水は様々な形へ変化する柔軟性があり、器の形にけっして逆らうことはない。

第二に、水は常に低い方へ流れようとする謙虚さがあり、自分を誇示しようと上に流れることはない。

第三に、水は秘めたるエネルギーがり、急流ともなれば硬い岩をも砕く力を秘めている。同時に、どんな障害もさらりとかわす柔らかさがある。

確かに、人は水のように生きることができれば、それは人生の達人と呼べるであろうか。

自分の形に固執したがる。自分を誇示しようと無理をする。さまざまな抵抗についむきになる。

などなど、常日頃の自分自身を省みるに、およそ水とは遠く離れた行動が多く、心の迷いや葛藤もなくなることはないようだ。

水のように生きる。

そうありたいと願いつつ、杯を重ねることとしよう!

これだけなら今の私にもできるので。