今週は、高校時代の同級生の何人かと会う機会がありました。ミニ同窓会といったところでしょうか。
高校卒業から30数年、社会人になって30年が近く経ち、それぞれにそれぞれの人生を歩んで来た者達が、旧交温めるのは、人生の至福の時です。
私の高校は、中高一貫校で、愛知県江南市に在る「滝学園」というところです。6年間在学したわけですが、その間、校長先生から訓示を受けたことを思い出します。当時は、毎回同じ話をされることに、「耳にオオダコ」状態でしたが、年を経るにしたがい、その言葉の深さと重みを感じております。
「世界に何十億といる人間の中で、今ここに集まり出遭った皆さんは、偶然の縁です。この縁(エニシ)を一生大切にしてください」というような主旨のお話だったと記憶しております。
確かに人間一人生きている間に会う人は、ほんの一握り。さらに会話を交わす人は、そのさらに一部。さらにその中で、年を経ても一緒に酒を飲めるのは、希少な人たち。
そう考えると、この人生の一瞬がいかに大切であるか、そして輝く一瞬であることか。
「じゃあ、また」と次に会う約束もなく、それぞれの世界に戻っていく。そこに、なにか新しいエネルギーを得たことを感じつつ。
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