民主党のマニフェストを見た。彼らの地球温暖化問題への姿勢を確認するためだ。
「3つの約束・7つの提言」にまとめられており、提言の6番目がいわゆる環境政策に言及したところ。
提言6「地球環境で世界をリードする」となっている。
さらに政策各論の「環境」の項には、温室効果ガス削減について2050年で50%削減、その前の中期目標として2020年で1990年比20%削減となっている。
今の自民・公明党政府は、2020年の中期目標決めでいろいろと苦労しているようだが、おそらく1990年比では一ケタ台の削減率に落ち着くのではないか。
確かにその程度の値が現状の景気などを考慮した場合には、極めて現実的な数値かもしれないが、果たしてこれで世界をリードできるメッセージとなるのか。
もし政権交代が起こった時、民主党の20%削減であっても、それほど意欲的かつ世界をリードしていくというほどの力はないだろう。ある意味、当り前の義務程度と世界は捉えるのではないか。
民主党にしても、マニフェストの中で環境政策に割いているページの少ないこと。やはり、環境で選挙は勝てないのであろうか。
この現実は決して政党や政治家のみを責めるべきではなく、われわれ国民一人一人のレベルがその程度だということを自嘲すべきなのだ。
誰も本当に地球環境の危機を身近な問題として捉えていない。皆足もとのことばかりに拘泥している。
本当にこれでいいのだろうか。言い知れぬ焦燥感と無力感を感じる今日この頃である。
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