池上鉄工のブログ

池上鉄工一級建築事務所

火の見やぐら(現場取り付け)

2005-10-22 18:46:33 | 現場取付工事
以前、火の見やぐらの改修工事を現場調査。
地上、たぶん10mくらいはあるだろう・・・上に行くと
結構、足がすくむくらいの高さ。
そこで、火の見やぐらの一番上の鉄板を交換する工事。
久留米市の消防署から直接お問い合わせを頂いた分です。
いくら、小規模工事とは言え・・・税金でまかなわれる工事なので
当然入札があるわけでして・・・しかし・・相手がいないとの事。
なんだか、みなさん(業者さん)はやりたくない工事らしい。
よって、競争相手がいませんでした・・・。
現状は、縞鋼板の3.2ミリで、かなり古い。
なんてったって、火の見やぐらは昭和の遺物。
古くて当たり前、新規の火の見やぐらなんて聞いた事ない。
もし、新規で火の見やぐらを建てようと思ったら、地上50mくらいとなるでしょう。
それは、鉄塔です。

さてさて、現場におもむき早速まずは養生。
上の方ってかなり風が強いんですよね。
足場もなく、養生シートもなく、(これらをやろうと思ったら、金額がかかりすぎる)
税金の無駄使い。(その辺も池上鉄工は考える)
この手の工事は、地域の皆さんの御協力で工事費なんて安くあがるようにもなる。
近くに、車を止めないとか、工事の時間帯にはこの辺には近ずかないとか・・・
その辺でも、ずいぶん経費節減となり工事自体がスムーズに運ぶ。
s-2005_1022hinomi0041
解体してます。
地上10mです。
足場なし、
作業スペースは1.0m*1.0m
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新たに溶融亜鉛メッキ仕上げ
縞鋼板4.5ミリを荷揚げ。
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取り付け完成。
この手の工事は
池上鉄工はお手の物。
消防署の担当方は
一日で終わりますか
と言われましたが
5時には、補修ペンキまで終わりました。

最近、鋼構造物の学校が増えてきているみたいである。
鋼構造は、耐震性に優れ、大スパンにも対応できて将来の用途の変更にも
ずいぶん重宝する。
もの自体は工業製品であるので、品質が安定していると言った利点もある。

なんでも、中央のほうでは「エコスクール」を整備、推進中との事。
つまり、建物的に言えば鉄骨は修繕できて改修できて廃棄物はリサイクル
出来るという優位性もある(これが木造だと耐火、耐震ということからいうと不利)
次世代の学校建築は鋼構造が主流となると思う。


ステンレス庇、建築金物、鉄骨工事、古民家、ネームプレート
福岡県久留米市東合川7-13-12
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