平林さんと由布岳登山をやった。
朝6:30に久留米を出た
二人とも、登山はまったくの初心者です、にもかかわらず由布岳登山(まちがって東峰を目指す)
かなり、きつい(登山家にメタボの人がいないことを痛感する)
もちろん、格好からはいるわけですが、当初「杖」の意味がわからず購入品のリストには
なかったが、スポーツ用品店に行くとかなりの品ぞろえ・・・これは、きっと必需品ではないかと
思って予定はしてなかったが買ってみた。(その分、ズボンは買えずいつもの作業服で登山、この時点で、多分、地獄への切符を手にしたわけだ)
8:30頃、登山開始
スタート地点では、まだ自分が何者であるかは分かっていたつもりだった。
天気は良好である、とりあえずまずまずの滑り出し、でも、最初の10分でいきなり
疲労の影が見え始めた、この先、一体どんなストーリーがあるのだろう。
そして、案内看板が見えた・・・多分、すごくわかりやすい看板なのだろう。
我々、水曜スペシャル取材班は、ここでとんでもない間違いを犯す。
「東峰」のほうに進んでしまったのだ。
何度も言うが非常にわかりやすい看板である。にもかかわらず間違えた。
ファミリー登山のイメージがあったが、信じられないくらい険しい
はっきり言って、宮崎映画の世界に迷い込んだ。
いや、そんなファンタステックなモノではない。
山岳救助とかそんな、プロユースの世界だ
だが、我々、水曜スペシャル取材班は初心者だ(そんなやつが、取材班なわけがないのだが)
きっと、こんなもんだ・・・・と自分に言い聞かせる。
しかし、ふと、あることに気付く・・・「誰もいない・・・・」
登る人もいなければ、降りる人もいない。
この時にすでに、感覚がおかしくなっていた。(おそらく、由布岳のある種の呪縛にかかっていたのだ・・・)
ファミリー登山のイメージで向かった我々は、テープを頼りに前に進む。(テープとは
道順を示した、唯一の命綱・・・この時点で、気付かなければいけなかった、ファミリー登山に
そんな物はありえない)
だが、もっとありえないことが起こった。
おそらく、人類史上初めてのことだろう。
我々は、正面登山口から、登り始めたが、なんと向かって行ってるのは、東口登山口。
つまり、山登りなのに、登山口から別の登山口まで平行移動をしていただけだったのだ。
それも、残り1000メートルくらいの所からである。
恐るべし、由布岳・・・・・なんとなく下っている感覚はあったが、我々は、気付いていたが
疲労が、その感覚にストップをかけた。(なぜ、歌う余裕があったのか、下っていたからだ)
登山をしてるのに、下方から車の音が聞こえた。
とうとう、東登山口の大きな看板のところまで来た。
ここで、我に返る。(とんでもないことを、しでかした)
ここで、あきらめるわけにはいかない(内心、泣きそうだ!!!)
食料を確認する、おにぎり3個、ポカリ1リットル・・・・・
二人の目が合った。(我々、水曜スペシャル取材班に栄光あれ!!!!)
生きて帰れる保証はない。(笑う気力もない、家族の顔が浮かんだ・・・)
また、今しがた、下って来た道をまた登る(忘れ物を取りに行ってるわけではない)
誰か、この疲労を数値で表してほしい。
単に、登ってるわけではない、また、登っているのだ!!
そんな中、唯一の下山者を発見。
待ち伏せをする。(今更、登山口から別の登山口まで間違って来たんですよ・・・な~んて♪
言えるわけではない)
そして、あたかも、東登山口から登ってきた、登山者のふりをしながら
その下山者に近寄る・・・・・「分岐点は、どの辺ですか?」
「もうちょっと行ったら、すぐにわかりますよ」と言われた。
それがわからなかったのだ。(二人しかいなかったが、我々の背後には何かしら
の魔物が背中を押していたのかもしれない)
すごく、分かりやすい看板を発見。
登った、ひたすら、登った。
そして、我々、水曜スペシャル取材班の前には信じられない光景が目に入った。
(次号に続く)
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