池上鉄工のブログ

池上鉄工一級建築事務所

おにぎり3、ポカリ1、そしてモカ。2

2012-08-31 20:08:26 | インポート

確か、登山のはずだった。

だが、目の前にあるのは、「沢」だ・・・・・岩の集合体が、水曜スペシャル取材班に

「残念でした、バア~か。」と言わんばかりの自信満々の「岩」。

山と書いて石で「岩」、そうか、そういうことか!!!(昔の人はえらいなああ♪♪・・・)

と関心している場合ではない。

もし、ここにレフリーがいたら、レフリーストップになったに違いない。

セコンドからは、タオルが投げ込まれる。

だが、我々水曜スペシャル取材班は、戦いを挑んだ。

いくら、レフリーがストップをかけても

「アンタ、あっちに行っとき!!!」と、「レフリー、夜空の星になる」の巻くらいに、ぶん投げた。

上からは、ロープが下がってきている

これを掴んで上にノボレ・・・ノボレ・・・・ノボレ・・・そして、落ちろ。(笑)

平林隊長は、順調に、登っている。

一方、おいどんは、へたばって、何度も休憩。

この時の、BGMを募集したい。

そして、ロープのエリアをなんとかクリアした。

次に、目にしたものは、ステンレスの鎖だ(職業柄、どうやって固定しているかが、まず気になった、おそらくねじ込み式のアンカーだろう、サイズはM8程度と図面には書くと思う、設計値は知っているが、耐久性が問題だ)

絶壁だ。

子供が、ボーイスカウトで、山に登ってロープを伝って上に登る訓練をしていた。

大人心に、「いつ、役に立つんだろう・・・」と思っていたが・・・

「こ・こ・か!!!!」

そうか、そういうことか!!!(昔の人はえらいなあああ・・・♪♪♪)

と、また、関心している場合ではない。

この、天国への鎖をたどらないと、御先祖様に顔向けできない。

ただ、上を見て、鎖に魂を宿らせる。

そして、頂上が見えた。

もはや、二足歩行では、登れない

だから、「杖」なのだ。(2本ひと組)

つまり、四足歩行にならないと、登山はクリア出来ないのだ

隊長を除き他のメンバーは、這って行くように頂上に向かった(他のメンバーとはおいどん

しかいない)

ついに、頂上に着いた。

足は、震えがきていた、汗は、出るモノではなく体を覆うものだと実感する。

水曜スペシャル取材班は、初心者及び、喫煙者、及び、メタボには、難航不落と言われた東峰に登頂したのだ。(多分、厳密には違うかも?くわしくは山に聞いてくれ)

平林隊長から、一杯のコップを渡された。

「多分、おいしいと思うから・・・・」

モカだ。

ホッとコーヒーのモカだそうだ。

登頂して、霧がかかっていたが、下界を見下ろしながら飲むモカは格別だ。

きっと、コーヒーとはこんな時に飲むんだ。

それまで、コーヒーの味なんて気にしたことなかったが、こんなにおいしいコーヒーを飲むのは

初めてだ。

おにぎりを3個、ポカリ1リットルは、なくなってしまった。

自分でも、たったおにぎり3個で、ここまで登れるとは思わなかった。

でも、最後にこんなおいしいモカが飲めるなんて、夢にも思わなかった。

誰も、いない頂上。

でも、我々水曜スペシャル取材班には、大きな歓声が聞こえた。


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