昨日は水曜日でバラ園の仕事は通常勤務でした。
そうは言っても最近、収穫出来る花の数が少ないので定時の3時間よりも1時間近く短い2時間と10分ほどで早上がりとなりました。
前日の日中はずいぶん暖かな一日でしたが・・・昨日の朝はここまで冷えた。
定点撮影ポイントからの日本一も寒そうでした。
仕事場に着いたのが7時5分前ぐらいのことで、切った花を浸けておくバケツに水を汲んで準備をしてから花を切り始めます。
ここの所収穫の少ない日が続いていましたが・・・昨日は今年に入って一番の少なさで第二温室のオレンジがたったのこれだけなら
ピンクはそれに輪をかけた少なさで・・・たったの5本しか切れなかった。
花切りに要する時間は切れる花の数に比例しますから・・・昨日はたったの10分で切り終えてこの温室の花切り時間の最短記録を更新しました。
これは勿論外の気温と密接な関係があるのですが・・・今の時期は常に暖房を入れてあるので温度を高くしようと思えば出来ないことはありません。
それを、あえて低めに設定してあるので昨日の朝の第一温室の気温はたったのこれだけしかありませんでした。
これにはわけがありまして・・・園長がわざと低い温度に設定していて花の開花を遅らせているんです。
それはなぜかと申しますと・・・バラの花の需要が増えるイベントを来週に控えているから。
察しの良い方ならもうおわかりでしょうが・・・来週の14日は「バレンタインデー」なんです。
プレゼントでバラの花を贈る方が増えているとかで需要は年々増え続けています。
需要が増えるということは需給のバランスで当然のことながら価格が上がる。
生産をする立場としては同じコストと手間暇をかけて作り出した産物が一円でも高い値段で売れるに越したことはありませんから競り値が一番高くなりそうな日に合わせて出荷をしたい。
花屋さんの店頭に並ぶ日から逆算すると恐らく一番のピークが10日あたりになりそうなので7日過ぎからの出荷の分に高値が付きそう。
と、いうことで温度を高く設定していたら4日とか5日には切ることが出来たはずの花を温度を低くして開花がもう少し先に来るよう調整していたんです。
更に・・・「切り前(切る時の開花のステージのことです)」を調整することでも出荷の時期をいくらか延ばすことが出来る。
そのため園長からは切り前に関する指示が出されて一日一日切り前を変えています。
経営者としては「同じコストなら少しでも高い価格で」というのが合理的な考え方ですからこれは極めて理にかなった発想・・・ぢゃまいか。
と、いうことで今週末から来週の月曜日ぐらいまでがバレンタインデー向けの出荷のピークということになりそうですね。
仕事の後のランチですが・・・前日ちょっと贅沢をしたので昨日は簡単に済ませておきました。
コストから言ったら前日の百分の一ぐらいですからそのギャップがすごい。
それでも賢パパ、食べるものには執着がないのでこれさえあればOK・・・牧場。
デザートの甘いものをいただいたり
百均で散財して来たりして
良い一日となりました。
今日は仕事の後で用事があるのでランチタイムがちょっと遅くなります。
最近、週に一度の楽しみとなっている「あそこ」でのランチとなりそうですね~。