埼玉県深谷市にある
吉祥寺の住職のブログ
イチョウの下のよもやま話
一生の計は毎日にあり (その1)
履端(りたん)の嘉瑞(かずい)、朝野(ちょうや)同般(どうはん)なり。
平成6年の年頭のご挨拶です。
~平成六年の年頭に当たり、謹んで至心に三寶を誦し、
檀信徒の皆様のご清安を祈念申し上げます~
昨年------景気は相変わらず低迷し、
国際社会の中での日本の立場も どんどん難しくなってきました。
そして 政権が変りました。
相継ぐ自然災害に 人々は 恐れおののき、
しかし 被災地への救済の手は 各方面から寄せられたようで、
無理のない安全な復興が望まれます。
サッカーの日本代表は 惜しくも アジア予選で敗退しましたが、
Jリーグの人気は予想以上で、
プロ野球も フリーエージェント制なるもので
改革・活性化を進めているようです。
大船日本丸、どちらの方向に進路をとるか、
いよいよ正念場が来たようです。
さて、お正月。
「一年の計は 元旦にあり。」
皆様は 年頭に どんな目標を立てられたのでしょうか。
一休禅師は、お正月に 杖の先に髑髏を取り付けて
「このしゃれこうべにも 元は 目玉がついていた。
それが今では 目玉が飛び出してしもうた。
いや目出たい、目出たい」
と言って 家々を歩いたそうです。
そういえば 「目出度さも 中くらい也 おらが春」
と詠んだ小林一茶の句も 思い出されます。
正月早々 水をさすような事ばかりで申し訳ありませんでした。
でも、去年の年初めの目標は 皆様 達成できましたでしょうか?
私たちは いつも 年末になると 「一年の計」を達成できずに
自分自身を裏切っていることに気が付いて
頭をかくのではないでしょうか。
正月、特に 三が日は ふだんの生活と違って 晴れやかです。
これは 一種の興奮状態です。
つまりは 知らず知らずの内に
私たちは 異常心理の状態に陥ってしまっているのです。
そこで殊勝な誓いを立てるのは・・・・・・どうでしょうか?
へそ曲がりな一休や一茶と同じくらい、
私はへそ曲がりな事ばかり書きますね。
そして 私は
一休や一茶のような へそ曲がりが 大好きなんですよ(笑)。
続きは次回に!
今日はここまで!