埼玉県深谷市にある
吉祥寺の住職のブログ
イチョウの下のよもやま話
徒然なるままに その21
まず、身長。
仏典で伝えられているブッダは、「丈六」、
つまり 1丈6尺、4m80cm。
或いは 常人の2倍の身長だったという伝説もあるようです。
偉大なヒーローは その徳を讃えるために
えてして 大きく伝えられたにしろ、
丈六の人、身長4m80cmなんて、
いくらブッダでも無理ですよ。
じゃあ、実際はどうだったのか?
ブッダは やっぱり とんでもなく大きかったようです。
「なんで解んの?」
仏舎利で証明できるんです。
皆さんご存知のように、仏舎利ってブッダの遺骨で、
ブッダ崇拝の対象になっています。
またちょっと脱線ですが、ブッダが亡くなった後、
長老マハーカッサパ、つまり、拈華微笑で有名な、頭陀第一、清貧の弟子、
ブッダの弟子の中で最長老の摩訶迦葉(まかかしょう)ですね、
迦葉が駆け付けるまで、7日間、
ブッダは、在家信者さんたちや バラモンたちによって、
遺体の周りに幕が張られ、香がたかれ、花が飾られ、
音楽が奏でられました。
生前のブッダの周りには
常に出家のお弟子さん達がいて、
信者さん達にとっては まさに遠い存在だった。
信者さんたちにとっては、
出家のお弟子さんたちから、死して ようやく
ブッダを自分たちの許へ帰す事ができたという感覚だったと思います。
「お帰りなさい、ブッダ」です。
実は、私も こんな感覚を持った事があるんです。
大久保良順先生が 大正大学学長を退官なさった時、
妙法院門跡を引退なさって 多摩のご実家へ戻られた時、
「お帰りなさい」って感じ。
また、私たちの所へ戻って来てくれたって感じでした。
一休さんが こんな歌を詠んでいます。
「釈迦という いたずら者が世に出でて 多くのものを迷わするかな」
ブッダの幻影は どんどん独り歩きして、
権威によって 人々の手の届かない高みに押し上げられていってしまう。
人々は 自分を助けてくれた優しいブッダさんを
自分たちの許にとりもどしたい、
また一緒に語らいたいって思ってたんじゃないでしょうかねぇ。
遺骸を前に、涙しながら、悲しい笑顔で、
香をたき、花を飾り、楽器を奏でる在家さんたちの姿を想像すると、
私には、そんなふうに思えるし、
私も、今の、一般的に 権威の中で語られているブッダ像が
虚像なような気がしないでもなく思えて、
もっと間近にブッダに会いたい感じなんです。
すみません、間違った妄想かもしれません。
仏典で伝えられているブッダは、「丈六」、
つまり 1丈6尺、4m80cm。
或いは 常人の2倍の身長だったという伝説もあるようです。
偉大なヒーローは その徳を讃えるために
えてして 大きく伝えられたにしろ、
丈六の人、身長4m80cmなんて、
いくらブッダでも無理ですよ。
じゃあ、実際はどうだったのか?
ブッダは やっぱり とんでもなく大きかったようです。
「なんで解んの?」
仏舎利で証明できるんです。
皆さんご存知のように、仏舎利ってブッダの遺骨で、
ブッダ崇拝の対象になっています。
またちょっと脱線ですが、ブッダが亡くなった後、
長老マハーカッサパ、つまり、拈華微笑で有名な、頭陀第一、清貧の弟子、
ブッダの弟子の中で最長老の摩訶迦葉(まかかしょう)ですね、
迦葉が駆け付けるまで、7日間、
ブッダは、在家信者さんたちや バラモンたちによって、
遺体の周りに幕が張られ、香がたかれ、花が飾られ、
音楽が奏でられました。
生前のブッダの周りには
常に出家のお弟子さん達がいて、
信者さん達にとっては まさに遠い存在だった。
信者さんたちにとっては、
出家のお弟子さんたちから、死して ようやく
ブッダを自分たちの許へ帰す事ができたという感覚だったと思います。
「お帰りなさい、ブッダ」です。
実は、私も こんな感覚を持った事があるんです。
大久保良順先生が 大正大学学長を退官なさった時、
妙法院門跡を引退なさって 多摩のご実家へ戻られた時、
「お帰りなさい」って感じ。
また、私たちの所へ戻って来てくれたって感じでした。
一休さんが こんな歌を詠んでいます。
「釈迦という いたずら者が世に出でて 多くのものを迷わするかな」
ブッダの幻影は どんどん独り歩きして、
権威によって 人々の手の届かない高みに押し上げられていってしまう。
人々は 自分を助けてくれた優しいブッダさんを
自分たちの許にとりもどしたい、
また一緒に語らいたいって思ってたんじゃないでしょうかねぇ。
遺骸を前に、涙しながら、悲しい笑顔で、
香をたき、花を飾り、楽器を奏でる在家さんたちの姿を想像すると、
私には、そんなふうに思えるし、
私も、今の、一般的に 権威の中で語られているブッダ像が
虚像なような気がしないでもなく思えて、
もっと間近にブッダに会いたい感じなんです。
すみません、間違った妄想かもしれません。
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