埼玉県深谷市にある
吉祥寺の住職のブログ
イチョウの下のよもやま話
徒然なるままに その41
そして、悟った後、
ブッダは ただただ法悦、真実の喜びの中で、
菩提樹の下に座り続けた。
「こんな素晴らしい境地はない。
最高だ。
この気分のまま ずっといたい。
もう 死んでもいい」、
否、死さえも、その時のブッダは考えていなかったかもしれません。
そして、そのままであれば、
ブッダは確実に 人知れず 涅槃の境地に浸ったまま
死んでしまっていたと思います。
それを思いとどまらせたのは、梵天さん。
天空の最高神 梵天がやって来て、
「おい、お釈迦さん、
なんでひとりで そんなにいい気持になってんのさぁ。
そんないい気持になるには どうしたらいいか、
俺たちにも教えてよ!」
って話しかけた。
「黙っててよ、僕はとってもいい気分なんだから、そっとしといてよ」
とブッダ。
「そんな事 言わないでさぁ」
と梵天さん。
「教えろったって、この気分は最高すぎて うまく伝えらんないし、
難しすぎて みんなには理解できないと思うよ」
「一生懸命勉強するから、お願いだよ、教えてよ」
「しょうがないなぁ。
じゃあ、一生懸命 教えるから、みんな 絶対
僕と同じ いい気分になってよね、
悟りを開いてよね、
幸せになってよね」
とブッダ。
「三止三請」の場面の、私の妄想です。
いずれにせよ、誰かが 梵天さんに名を借りて、
ブッダに伝道の旅を促したわけで、
そうでなければ 仏教はこの世に存在しなかった。
それに、法悦の中のブッダをこの世に引き戻したその人は、
ブッダの命の恩人だったとも言えると思います。
「ありがとう、名無しの梵天さん」です。
今日は、ここまで!
ブッダは ただただ法悦、真実の喜びの中で、
菩提樹の下に座り続けた。
「こんな素晴らしい境地はない。
最高だ。
この気分のまま ずっといたい。
もう 死んでもいい」、
否、死さえも、その時のブッダは考えていなかったかもしれません。
そして、そのままであれば、
ブッダは確実に 人知れず 涅槃の境地に浸ったまま
死んでしまっていたと思います。
それを思いとどまらせたのは、梵天さん。
天空の最高神 梵天がやって来て、
「おい、お釈迦さん、
なんでひとりで そんなにいい気持になってんのさぁ。
そんないい気持になるには どうしたらいいか、
俺たちにも教えてよ!」
って話しかけた。
「黙っててよ、僕はとってもいい気分なんだから、そっとしといてよ」
とブッダ。
「そんな事 言わないでさぁ」
と梵天さん。
「教えろったって、この気分は最高すぎて うまく伝えらんないし、
難しすぎて みんなには理解できないと思うよ」
「一生懸命勉強するから、お願いだよ、教えてよ」
「しょうがないなぁ。
じゃあ、一生懸命 教えるから、みんな 絶対
僕と同じ いい気分になってよね、
悟りを開いてよね、
幸せになってよね」
とブッダ。
「三止三請」の場面の、私の妄想です。
いずれにせよ、誰かが 梵天さんに名を借りて、
ブッダに伝道の旅を促したわけで、
そうでなければ 仏教はこの世に存在しなかった。
それに、法悦の中のブッダをこの世に引き戻したその人は、
ブッダの命の恩人だったとも言えると思います。
「ありがとう、名無しの梵天さん」です。
今日は、ここまで!
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