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徒然なるままに その44

さて、降魔って言ったって、何が悪魔か?

四魔(4つの悪魔)です。



でも、その本当の悪魔っていうのは、
当時 最も隆盛だった宗教、権威主義・祭祀主義の権化、バラモン教だ
っている学説を唱える学者さんも たくさんいます。

ある意味 そうかもしれませんが、
でも ブッダはバラモン教批判で 自分の教線を広げようなんて
ちっとも思ってなかったと思います。



ブッダの思いは、はっぱり四魔降伏、
自分の中の煩悩 全部 とっちゃって、さあ すっきり悟ろうよ
って事だったと思います。

つまり、「みんな幸せになろうよ」って事です。






そんな中で、
『四分律』や 『因果経』では、
天女や美女が ブッダを誘惑したり、

『仏本行集経』では、
提婆達多が ブッダの元妻ヤショーダラを誘惑したという嘘の手紙で
ブッダの心を乱そうとしたり、

女性に関わる悪魔を登場させている事は、
個人的にですが、面白いと思います。

(なぜかは言いません。)



いつの時代も 男ってのは・・・ って事ですけど、
ここでは それ以上は言いません。



この辺の事、大蔵社の『天台宗実践叢書』第7巻 年中行事「成道会」
の項に まとめて書いといたんで、
興味のある方は 読んでみて下さい。






今日は、ここまで!


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