北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

183の復活に思う

2014年08月19日 | うんちく・小ネタ

キハ183のエンジンの出火事故を受けて、排気量30リットルという大型エンジンを搭載した36両が運行を停止して1年余りが経ちましたが、燃料噴射装置に問題があることが判明し、同装置を改良した25両が運行を開始しました。
実に喜ばしいことです。しかし、製造以来30年以上にもなる183をまだ使い続けなければならないという現実も見えてきます。
今回の措置は、あくまで一時しのぎに過ぎないと言うことなのです。183系は全体で100両を超えます。
この100両の後釜を埋めるのは大変な資金と年月を要することでしょう。
計画的な車両の更新を怠り、不動産事業に精出した前経営陣の責任は大きいと考えます。
しかし、日本人の悪い癖で、過去を振り返ってしっかり検証をしたと言う話も聞きません。出火事故がなぜ起こったかは結果論であって、なぜそのような事態に至ったかが検証されているとは思えません。責任者であった人物の死も事実の解明に影を落としています。Photo_3

 

さて、改良された25両のうち3両はエンジンが交換されたようです。ツイッター等では261-1000番台と同エンジンと言われていますが、30000ccから13000ccへのサイズダウンはかなりの影響があります。660馬力から460馬力に減少したわけですが、トルクはそれ以上の低下が見込まれます。

 

ほんとうに261と同系のエンジンだとすると、運用はかなり限定されるのではないかと考えます。

 

石北のオホーツクにと言う話もありますが、きつい勾配の多い路線に低トルクのエンジンでは、現行の車両より速度が下がってしまうかもしれません。

 

まあ、いずれにしても、どのような運用になるのかが楽しみです。


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新製261系を考える

2014年08月19日 | うんちく・小ネタ

Photo_2 先般、JR北海道は、現在運行している261系の車体傾斜装置の使用を取りやめると発表しました。この影響は小さくなく、帯広・札幌間の山間部を走るスーパーとかちの所要時間が現行より平均6分程度増加してしまいます。この6分というのは、2時間半程度の所要時間の中では、決して小さな数字ではありません。しかし、同系の車両を使用するスーパー宗谷は、元々、傾斜装置の活躍する区間が限られているので、時間の増加は2分と小幅に留まっています。

JR北によれば、車体傾斜装置の使用取りやめは車両や軌道への負担軽減と装置のトラブルを未然に防ぐためということになっています。
また、今後増備される261系は当初から同装置を装備しないという報道も以前にあり、私もここに考えを述べたところです。
今回の措置については疑問な点があります。それは「
装置のトラブルを未然に防ぐため」というところです。長年使用してきて、いまさら壊れるから使用をやめますというのは腑に落ちません。
それに、大きなトラブルがあったという話も聞かないからです。

さて、ここで耳に入った話があります。現在261系に搭載されている傾斜装置のための空気ポンプが乗り心地に悪影響を与えているのだという話なのです。
この点については、現在改良が進められており、改良が終了次第、新型261はもちろん、現行261にも搭載されるらしいということなのです。
要するに、今回の傾斜装置の使用停止は装置の欠陥が看過できないレベルに達し、整備力の低下も伴って手に負えなくなっているということなのでしょうか。

私なりの結論として、新型261系には改良型の車体傾斜装置が搭載されるのではないかと思われます。
現状では改良の目途が立たないが故、あのような曖昧な発表となっていると考えられます。
新幹線を含め空気圧を利用した車体傾斜装置は一般的な技術として確立しています。
交通機関の役割である速達ということを考えるとき、このまま北海道からこの形の傾斜装置が消え去ることはありえないと考えます。

新型ハイブリッド特急(285系??)は振り子と空気式車体傾斜装置の両方を搭載したものといわれます。この点を見てもJR北が空気式の車体傾斜を完全に放棄すると言うことになれば、10年後、会社の技術力は陳腐化し、日本の鉄道に「苗穂工場あり」と言われた歴史が泣くというものでしょう。

以上は私の推測と憶測によるものです


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711系(赤電車)に乗る一日散歩切符のたび

2014年08月19日 | インポート

8月9日のメインは8月30日、現行の30本から14本に運行が半減する赤電車こと711系電車を夕方に徹底して乗ることを目的とした一日を過ごしました。
朝は、一旦千歳まで向かって新千歳行きのキハ40に乗車し、追分で下車して岩見沢行きに乗り換え。105106

岩見沢では側線に停車している711系を撮影してから苗穂に向かいました。

苗穂では鉄道技術館を見学、その後江別へ向かいます。
鉄道技術館では711系の廃車解体を見物したり、知人と偶然に会って歓談したりでした。P8090117

江別からは手稲行きの711系に乗車、冷房が無いので、車内はサウナ状態でしたが。無事に手稲に到着しました。
さらに、手稲では岩見沢行きを待って乗車し、岩見沢へ戻ります。
この711系は岩見沢ではそのまま小樽行きの快速となりますが、再び乗車(*^_^*)しました。Photo
快適に走行して、小樽に到着し、当日最後の電車721系で発寒に戻りました。
まあ、札幌駅を6回も通過するという、よほど好きでなければ出来ない芸当です。
711系は来年3月で姿を消しますが、秋以降、少しづつ消えていくのでしょう。
なにかセレモニーという声もありますが、鉄道ファンが血走った目で駅に集まるだけでしょうから、私としては静かに引退させてあげたいと思います。113110
普段、ほとんど乗らずに、無くなるときだけ、急にファンを気取る、スマホにわか鉄道写真家の行儀もよくありませんしね。


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