北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

廃線は何を持って判断するのか

2016年08月11日 | JR北海道 JR北
(札沼線石狩月形駅で交換するキハ40の同線用専用車両401と402)

廃線、上下分離、自治体の財政支援などの判断には様々な要素が絡み合うかと思うが、私なりの観点をご紹介する。
ただし巷間、廃線がささやかれる路線のみについてだけだ。
また、8月10日のブログの内容と矛盾するところもあるが、正解はないことと、あくまで私個人の思いつきで書いているものなのでご容赦願いたい<m(__)m>
さらに、上下分離については、各路線の距離の長いことや、自治体が零細なことから、北海道での実現の可能性はほないものと考えている。

なお、維持の困難な路線の具体的路線名は秋ごろにJR北から公表されることになっている。

1.過疎化で沿線人口は少ないが、鉄道利用者の割合が高い。
2.沿線人口住民は少なくはないにもかかわらず鉄道を利用する割合が少ない。特に並行する幹線道路が充実している。
3.沿線人口が極端に少なく、利用者もかなり少ない。

4.沿線人口は少なく沿線からの利用者は少ない。しかし末端に地域の中核都市を抱える。

1.は公的な負担、または上下分離を考慮するべきだろう。
 室蘭本線の岩見沢・追分間
 函館本線の小樽・余市間
 札沼線(石狩月形・北海道医療大学間)
2.は住民が鉄道を必要としていないと判断して廃線、バス等に転換するのが妥当かと思う
 室蘭線の東室蘭・室蘭間
 根室本線の滝川・富良野間
 日高本線の鵡川・様似間
 根室本線の釧路・根室間
 函館本線の長万部・余市間
3.は鉄道というより交通機関としての役割が終わったのであり、廃止を急ぐべきか。
 札沼線(石狩月形・新十津川間)
 根室本線の広内・富良野間
 留萌線全線、石勝線夕張支線、
 室蘭本線追分・沼ノ端間、釧網線全線、
 
4.は都市間交通としての必要性からJR北が責任を持って維持すべきと考える。
 宗谷本線の名寄・稚内間
 石北本線の上川・網走間

正確な資料によるというより、乗り鉄の感想や一般的な知識からのかなり独断と偏見によるものだ

また、このような事態に至るまで長年に渡り、目だった対策を行わず放置してきたJR北と株主である国の責任は大きいものと考えるべきで、ここに至って新幹線と引き換えに強引な合理化を実施しようとするJR北と、いまだに表に出てこようとしない政府の無作為は批判されるべきものだ。
 また、身動きできないほどの通勤電車が公共交通だと勘違いしている首都圏の一部の方々にはからかい半分で口を出さないで欲しい。あなた方は恵まれているのだから。
国民に日本国内でどこに暮らそうとも文化的で健康的な暮らしを保障している現行憲法の下では、たとえ過疎地でも移動手段は確実に確保、保障されるべきかと考える。 

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