10月25日、NHKの北海道ローカルニュース、続いて全国ニュースでも、JR北の路線合理化について新たな報道がされた。
路線全体のおよそ半分にあたる13の区間について「単独では維持できない」と位置づけ、中でも利用が低迷している3つの区間はバスへの転換も含めて地元と協議する方向で検討を進めているということだ。
輸送密度が200人未満とされる3区間
留萌線(深川・留萌)(177人)
学園都市線(北海道医療大学・新十津川)(81人)
根室線(富良野・新得)(155人)
()内は2014年度
この3つの区間について、バスに転換することも含め、地元自治体と協議する方向。
根室線の富良野・新得間は先般の台風による災害で東鹿越と上落合信号所間が復旧工事にも入らず不通のままになっている。報道通りだと日高線と同様の道筋をたどることになるのか。
また輸送密度が200人以上、2000人未満のうち、
日高線(苫小牧・鵡川)
宗谷線(名寄・稚内)
花咲線(釧路・根室)
根室線(滝川・富良野)
釧網線(東釧路・網走)
室蘭線(沼ノ端・岩見沢)
富良野線(旭川・富良野)
石北線(新旭川・網走)
などの区間について、鉄道は維持しつつ、自社では費用がまかなえないため、今後の費用負担について地元と検討を始めたい区間と位置づける方向とのこと。
その他
石勝線の夕張・新夕張間
日高線の鵡川・様似間
以上の2区間は地元と協議して、ほぼ廃止へ進んでいると報道されているが、日高線は報道後、自治体は否定している。
自社で維持できない路線は合計で13区間、全路線の半分にあたる1200キロとなる。
JRは今後、慎重に最終的な検討を進め、公表時期を決めるとのことだが、JR九州の株式上場にあわせたようにNHKが報じたことは、各方面に大きな影響を及ぼすことになろう。
JR九州という鉄道部門が赤字のままの、半鉄道会社(笑)が株式を公開するほどの収益を上げる一方、厳しい気象と低い人口密度の中で苦悩する鉄道会社が先を見通せないのは、果たして置かれた環境のせいだけなのだろうか。
自民党政権という保守からリベラルまでを包括したような政党のおかげで、我々は様々な恩恵を社会主義国のように享受してきた。
高度成長も終わり、安定成長または衰退の中では、今までのようなことを望むのは難しいことを受け入れなければならない。
今の政府は「富の再分配」を二の次にする政府とも受け取れるが、富そのものが減ってしまった現代は、国民自身が自活する道を模索すべきだろう。
はたして、この日本はこれから先、どれほど格差が広がるのか心配になるばかりだが。
路線全体のおよそ半分にあたる13の区間について「単独では維持できない」と位置づけ、中でも利用が低迷している3つの区間はバスへの転換も含めて地元と協議する方向で検討を進めているということだ。
輸送密度が200人未満とされる3区間
留萌線(深川・留萌)(177人)
学園都市線(北海道医療大学・新十津川)(81人)
根室線(富良野・新得)(155人)
()内は2014年度
この3つの区間について、バスに転換することも含め、地元自治体と協議する方向。
根室線の富良野・新得間は先般の台風による災害で東鹿越と上落合信号所間が復旧工事にも入らず不通のままになっている。報道通りだと日高線と同様の道筋をたどることになるのか。
また輸送密度が200人以上、2000人未満のうち、
日高線(苫小牧・鵡川)
宗谷線(名寄・稚内)
花咲線(釧路・根室)
根室線(滝川・富良野)
釧網線(東釧路・網走)
室蘭線(沼ノ端・岩見沢)
富良野線(旭川・富良野)
石北線(新旭川・網走)
などの区間について、鉄道は維持しつつ、自社では費用がまかなえないため、今後の費用負担について地元と検討を始めたい区間と位置づける方向とのこと。
その他
石勝線の夕張・新夕張間
日高線の鵡川・様似間
以上の2区間は地元と協議して、ほぼ廃止へ進んでいると報道されているが、日高線は報道後、自治体は否定している。
自社で維持できない路線は合計で13区間、全路線の半分にあたる1200キロとなる。
JRは今後、慎重に最終的な検討を進め、公表時期を決めるとのことだが、JR九州の株式上場にあわせたようにNHKが報じたことは、各方面に大きな影響を及ぼすことになろう。
JR九州という鉄道部門が赤字のままの、半鉄道会社(笑)
自民党政権という保守からリベラルまでを包括したような政党のおかげで、我々は様々な恩恵を社会主義国のように享受してきた。
高度成長も終わり、安定成長または衰退の中では、今までのようなことを望むのは難しいことを受け入れなければならない。
今の政府は「富の再分配」を二の次にする政府とも受け取れるが、富そのものが減ってしまった現代は、国民自身が自活する道を模索すべきだろう。
はたして、この日本はこれから先、どれほど格差が広がるのか心配になるばかりだが。