北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

一日散歩きっぷ発売終了への説明が駅ごとに異なる

2015年11月15日 | JR北海道 JR北
(11月18日現在での情報では来春、初夏の頃には再度発売されそうだとのことです。)

JR北は昨日11月14日をもって一日散歩きっぷの販売を終了しました。
今年3月の発売開始当初から11月14日(土曜)までという、半端な日にち設定をされていることには不可解な思いを抱いていました。
たぶん、10月末頃には引き続いて発売の発表があるものと私はもちろん、多くの方は考えていたものと思います。
10年以上にわたって通年で発売され、すっかり定着したフリーパスを、説明も無くこんなに簡単にやめてしまうとはとても考えられなかったからです。


ところが期日が近づいても発表がないので駅員さんに尋ねてみたりもしましたが、明快な返答は帰ってきませんでした。
東日本と比較して割り引き切符が多いから・・・・と言ったことも伺いましたが少し調べてみても、必ずしも東日本が少ないとも思えません。それどころか割引は多岐にわたります。
そうこうしているうちに期日が迫り、おそらく多くの方が駅の窓口でお尋ねになったのでしょう。
岩見沢、恵み野その他の駅で「おしらせ」の掲示がされるようになりました。
ところが、その内容に一貫性がありません。内容としては

●今期を持って完全に発売終了する
●今年度は終了するが来年4月以後発売する
●来年度の発売は検討はするが発売するかは未定である

だいたい、以上の3つに分かれます。
 ここまで親しまれたフリー切符を、いとも簡単に発売中止にしたうえに、まともな広報もしないこの会社の態度は、サービス業としては失格です。
全国のJR6社でこの種のフリー切符を持たないのはJR北海道だけとなりました。
もし、東日本とあわせる云々であるなら「あおもりホリデーパス」はいったいなんなのでしょうか。

JR東日本からは「安全」を教えていただくことで社員の派遣を受け入れてはいますが、営業面、サービス面まで口を出されて、北海道民が迷惑を被るためではありません。
それとも、東日本や国交省の考えを斟酌して、JR北海道自信がポーズをとっているのでしょうか。

いずれにしても、通年での発売に戻すと共に、公式な会社の見解を発表して欲しいものです。

私のボケた頭で推測するには、切符が予想したような使い方をなされていないということを理由にしているのかもしれません。
しかし消費者というものが、企業の考えるように行動すると「本当に」思っていたのであれば、商売人としては失格です。
漫然と同じ内容で10年間発売を続けて、「ご利用のすすめ」のようなパフレットも配布したりして、販促に努めてはいたようです。
しかし、エリアなど内容や料金を思い切って見直すなどして期待していた使い方へ消費者を誘導しなかった企業自身にも責任があります。


来月発売される18切符の使用期間が終了する1月11日以後3月まで、土日休日の普通列車は目だって乗客が減るかもしれません。
 昨日乗車した、2953D長万部発札幌行きの回送送り込み便などは週末は乗客「0」かも知れません。
(写真:長万部からキハ150・100番台2両で運行、小樽で150・0番台を2両増結した札幌行き2953D。長万部・小樽間は5人ほどの乗客)


私の友人たちからは「ほら、こんなに乗ってませんよ」と言って、さらなる減便や廃線の理由付けに使うつもりではないかという声も聞こえてくるのです・・・。


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