バアちゃんは旅館の仲居さんをやっていた
人だったので躾は厳しかった。
ジイちゃんも白いひげをはやしていて、少し
でもFちゃんが学校の帰りが遅くなると、1
時間も歩いて来て学校にどなりこんだりして
いた。
この猛烈教育ジイジだったジイちゃんが当時
中学生だった私には怖い存在だった。
ジイちゃんが学校にどなりこんで来るたびに
Fちゃんは
「ジイちゃんなんで来たの、恥ずかしいから
早く帰ってよ・・・・」
とむくれていた。
今になって分かる・・・・ジイちゃんにとって
彼女は宝物だったのだ。
私の中学時代は、担任とウマが合わず、
反抗的で、暗かった、おまけに文学少女
だったのでしまつが悪い。
常に自己の内面と葛藤していた。
だか゛、私の横には常にFちゃんがいてくれ
たお蔭で
私の中学時代は救われた。
人間って不思議なものだ
大勢の家族に囲まれ、末っ子として育った
私はその頃屈折していて
ジイちゃんに翻弄され、その波の中に身を
置いて生きていたFちゃんの方が、無邪気で
素直に
本当に素直に明るく、自分の運命と寄り添っ
て生きていたのだから・・・。
ふと、今考えると彼女はあまり人の悪口は
言わなかったように思う・・・・。
「そういう人間を私はもんくなく尊敬するなー」
と昭南さんはぼつりとつぶやいた・・・・。
Fちゃん春は着実に近づいていますよ
福寿草もこんなに咲きました。
これは水仙の芽でしょうか
人だったので躾は厳しかった。
ジイちゃんも白いひげをはやしていて、少し
でもFちゃんが学校の帰りが遅くなると、1
時間も歩いて来て学校にどなりこんだりして
いた。
この猛烈教育ジイジだったジイちゃんが当時
中学生だった私には怖い存在だった。
ジイちゃんが学校にどなりこんで来るたびに
Fちゃんは
「ジイちゃんなんで来たの、恥ずかしいから
早く帰ってよ・・・・」
とむくれていた。
今になって分かる・・・・ジイちゃんにとって
彼女は宝物だったのだ。
私の中学時代は、担任とウマが合わず、
反抗的で、暗かった、おまけに文学少女
だったのでしまつが悪い。
常に自己の内面と葛藤していた。
だか゛、私の横には常にFちゃんがいてくれ
たお蔭で
私の中学時代は救われた。
人間って不思議なものだ
大勢の家族に囲まれ、末っ子として育った
私はその頃屈折していて
ジイちゃんに翻弄され、その波の中に身を
置いて生きていたFちゃんの方が、無邪気で
素直に
本当に素直に明るく、自分の運命と寄り添っ
て生きていたのだから・・・。
ふと、今考えると彼女はあまり人の悪口は
言わなかったように思う・・・・。
「そういう人間を私はもんくなく尊敬するなー」
と昭南さんはぼつりとつぶやいた・・・・。
Fちゃん春は着実に近づいていますよ
福寿草もこんなに咲きました。
これは水仙の芽でしょうか