伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

小説を発信中

  
  
  
  

  

雪のふる街

2011-10-26 23:54:20 | 雪のふる街
 雪のふる街は

 図書館協議会の推薦などになり

 点字本にもなった。








 4x6版  457ページ

       1700円


 三冊とも

 伊達の洞口書店でとりあっかっています。

 0142-23-2359


 あとがき  より


 青春時代は誰にとっても長く、そして一生の

内で最も鮮やかな記憶の中に在る。

 苦しみに満たされていても、楽しさに光り輝い

ていても、共にその時代の記憶だけは消し去る

ことはできない。

 昭和33年から5年間、私は北海道の噴火湾

岸の街、今の伊達市に暮らした。

 中略

 綺麗に整えられた商店街の、人通りの絶えた

今の街からは想像もできないほどのギラギラした

エネルギーが渦を巻いていた。


 多分あそこには生の生存競争が激しくせめぎ合

 って、通りに街に溶岩のように押し出されてきて

 いたのだろう。

 かくて私も押し流され突き出されて、この街に15

 歳の春を背負ってやって来た。

 略
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北の家族

2011-10-26 23:20:47 | 北の家族
 北の家族は

 4x6版  2段組の  415ページ

 の長編・・・・・道新の文学賞の候補にも

 なったが

 長いとかの理由で落選した。 2600円


 





 あとがきより   より


 これは北海道の冬が生み出した物語である。

 20歳の時、私は北海道の現在の伊達市を出て

 以来40年東京で暮らした。

 中略

 そんな冬が東京で暮らしてみると一番多く、心に

 思い出された。心に思い出されるだけでなく、何を

 やっていても、どんな人間と接していても、そこで自分

 が執る行動や思考の底には、北海道の冬が潜んで

 いることに気付いた。

  いつかそのことを見詰めた小説を書いてみたいと思い

 始めた。30歳代に最初の稿を起こしたのだが、直ぐに

 自分が一番やっかいなところから始めてしまったことに

 気付いた。

 略

 
 育った土地の自然風土が、どれほど人の心に関ってくる

 ものなのか、40年の東京生活はことあるごとに、私に教

 えてくれた。

  少年の頃暮らした北海道の四季、とりわけその冬を通し

 て感じたものを完全に忘れてしまわないうちに書き残して

 おきたいと願い続けて、何とか終りまで書くことができた。

 略

  冬は私に考えることを求め、雪は私に想うことを教える。

 私の頭は夏には働かず、木の葉が落ち、木枯らしが吹き

 始めると眼を醒まし、雪が降り出すと沈潜する。


 略
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昭南さんの著書「雪の街のシズ子さん」

2011-10-26 04:20:25 | 雪の街のシズ子さん
 昭南さんの4冊目の著書も 

 12月に発売される・・・・・・・ という訳で

 読書の秋でもあるので

 今日は昭南さんの著書を 

 紹介させていただきます・・・・・・。

 在庫あります。



 お問合せは 洞口書店さんへ

 電話 0142ー23-2359











 終章「旅立ち」より




 気が付けば2人は、彼が少なからぬ抵抗と

戸惑いを込めて赤いチャンチャンコを変えて言う

ところの「赤いチャンチコ」を着て手を取り合い、

抱き合って訪れた新しい門出に臨んでいた。


 共に長い時を生きて来た人生を受け入れ、

運命と和解し、これからの行く末に多くの夢と希望

を育てようとしていた。



 
 近いうちに2人は、2人の出会いの地と成った伊達に

居を構え、新たな人生を始める計画を樹てている。




4x6版    457ページ  1000円





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