伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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ジャコシカ87

2018-12-27 20:40:41 | ジャコシカ・・・小説
 機関銃のようにまくしたて、仕舞には涙攻めになった。母がこんなに多弁で雄弁で、感情豊であ

ったことを、高志は初めて知った。


 最後は「退学なんて絶対に許さない」と叫んで、自室にこもってしまった。

 父親の方はあっさりと片付いた。

 さんざん妻の怒りと嘆きの愁嘆場を見せられた後だったからかも知れない。

 三日後、父は呻りながら締めくくった。

 「お前の好きにしろ。大学には休学手続きをしておけ。一年間だけ我がままを認める。

 どこへでも好きな所へ行くがいい。
 
 ただし一年過ぎても戻らなかったら、もうお前に帰る場所はないと思え」

 ギリギリの譲歩だと言った。

 父も母も兄も一縷の望みを繋いでおきたいのだ。さすがにその気持ちの辛さや悲しさは分かった。

充分過ぎるほどに分かったしこたえてもいたが、それでも留ることはできなかった。

 心の片隅では、くびきを解かれた喜びをはっきりと意識していた。

 素早く休学手続きを済ませ、当座の生活費を貰って上野の駅に向かった。

 さあ、旅立ちだ。

 できるだけ遠くへ、ギリッと寒い国へ。
 
 
 知らぬ土地で何の伝(つて)もなく、仕事にありつこうと思えば、やはり都会になる。

 手順としては職安、次いで新聞の求人欄、三番目は繁華街や工場の集まった所の貼り紙といった

ところか。
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写真に見る一年・・・今年の反省

2018-12-27 19:32:56 | 伊達・暮らし
 あっと言う間の一年だった。

 歳と共に月日の過ぎるのは速く感じる・・・とは

 聞いていたが

 こんなに速いとは・・・。

 いつの間にか年賀状の季節

 年々減らしている

 昨年から写真に見る一年の賀状にした。

 今年は新しいパソコンが印刷できなくなったので

 イオンでプリントして切り貼り

 この素人ぽいのが何故か新鮮

 何か手が加えられていると嬉しいかも・・・。


 昨年はパークゴルフにも挑戦

 まだまだ下手っぴだが健康にも良いので来年も

 頑張ろう・・・。


 卓球は昔から大会等に出て大好きなのだが

 冬になると寒くてついついおっくうになってしまう。


 なんといっても今年の最大のできごとは

 のど自慢にM子さんとでたこと・・・生伴奏で

 人生で一番緊張した・・・その経験があり

 施設訪問でも緊張せず唄えた

 貴重な体験だった。


 Mちゃんは近場に来たらまた出ょうと言ってくれたが

 その時は私よりも演歌が上手な姉と二人で出ようかなとモクロンでいる

 フッフ・・・。

 私より8歳年上の姉さん80過ぎたけれど長生きしてにぁー。

 

 写真に見る一年

 上左より 水彩画(長生) 童謡の会 のど自慢予選 我が家の庭の花

 下段は全て長生大学 パークゴルフ 演芸部発表会 3B体操発表 コーラス発表会


 長生大学のおかげで盛りだくさんの楽しい一年だった。

 人と接することはそれなりにストレスが加わるが・・・

 来年はより愛情を持って接したいもの・・・。


 
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