伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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限りある命だけれど・・・悔しい

2019-05-23 15:36:43 | 人生
 肝臓がんの大きな腫瘍、転移していて手術は無理・・・と

 ドクターに宣告されていたが
 
 手術を望んだTさん

 80歳過ぎで高齢者、それに腎臓で通院していた

 何年も通院していたのになぜ末期になるまで癌が見つけられなかったのか

 不思議だ。

 伊達市の総合病院N

おりしも室蘭の病院で肝臓がんの専門医のことが新聞に載っていたので

そちらに行かれたら・・・と提案したが

 地元の病院を選ばれた。

 限りある命だけれど

 できれば手術をしないでほしかった。痛い思いをしないで逝ってほしかった・・・・。

 私が医師なら本人が望んでも絶対しない・・・リスクが多すぎる。

 普通は一か月で退院できるところ三か月もかかった

 傷が癒着していてなかなか治らなかったのだ。

 家をバリアフリーにして

 やっと帰れたのが今月の10日

 10キロも痩せた。

 か細い声で電話で話したのが数日前

 痛みに耐えた最期でかわいそう・・・、

 もう一度言いたい

 私が医者なら絶対見込みのない患者は手術などしない

 いろいろと事情があったかも知れないが

 それだけが悔しい・・・。

 歌が上手く歌に情熱をかけた人だった。

 3月の学習発表会の時は

 手術が終わった直前なのに心配して電話してきた。

 皆上手く歌っていたかしら・・・と

 私は即テープを届けに行った。

 それがTさんを見た最後だった。

 部長はあなたしかいない・・・と強い彼女の命を受け

 引き受けた。何か彼女の強い念を感じた。


 二年前入部した時、演歌は私には合わない・・・と嘆いた私を大丈夫上手になるよー

 と励ましてくれたTさん

 安らかにお眠りください。

 演芸部は大丈夫ですからネ。
コメント
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