伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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ジャコシカ120

2019-06-05 22:46:51 | ジャコシカ・・・小説
 高志だけでなく鉄さんまで、何だか落ち着かない。二人とも突然自分の家が、よその家になった

錯覚に捉われ、一行が帰るとほっとして、暫くはぼんやりしていた。

 窓の外を見ると、海の色は確かに春の訪れの気配があった。

 

十三

 日が暑くなった。

 4月に入ると北国も、さすがにぽかぽかと暖かい日が多くなる。

 ラジオでは本州の桜前線の北上が、連日伝えられている。梅の便りなど早くも忘れられている。

 峠にはまだ雪が残るが、入江では渚の砂浜から家までは、もう枯草の間から若草が拡がり、裏山

の樹々の根株からは、柔らかな土が丸く顔を出している。

 既にトンネル口の駅までの小径は、土も乾いている。

 入江の日溜まりには蕗のとうも顔を出した。

 海の色は日毎に、明るさを増し、重い鉛色は海の底に澱(おり)となって、沈んで行ってしまったようだ。

 鉄五郎と高志は、海に出る日が多くなった。

 
 漁は延縄による根魚狙いだが、獲物はそのまま漁港に上げて、昼食は港の食堂で済まし、午後に

は入江に戻っている。

 それからはまた次の日の漁の準備だ。

 港から戻り船を繋留していたら、駅からの斜面の道を下りてくる人影が見えた。

 高志はここに来て初めての、駅からの訪問者を、不思議な生き物を見る眼で見ていた。

 鉄さんも手を止めて、じっと眺めている。

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愉しかった長生大学春の遠足

2019-06-05 18:00:57 | 長生大学
 今日は遠足の日

 朝から曇り空

 いつ降ってくるか分からない曇天

 予報は雨・・・

 まずカルチャーセンターへ

 Aコースは有珠サービスエリア往復7K

 Bコースはアヤメ川遊歩道コース3、5K

 AかBか迷ったが今年はAはきつそうなので止めた

 それにアヤメ遊歩道も行ったことも無いし・・・

 ということでBに決定

 Aは10名 Bは43名の参加

 我が修士一年は10名の参加

 あっ会長を入れたら11名の参加

 すごいすごい・・・会長以外は皆Bコースでしたがネ、フッフ。


 

 ゆっくり散策、沢山のかたとお話ししながら

 とっても爽快だった。

 


 
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