伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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ジャコシカ125

2019-10-03 21:00:55 | ジャコシカ・・・小説

 鉄さんはいつも通りゆっくりと茶をすすり微かに体を揺すり、笑みを広げて言った。

 

 「お前がいてくれたら、この家の中にも春が来たようなものだよ」

 

 翌日は漁に出ても、高志は落ち着かなかった。

 

 鉄さんはいつも通りだが、それでもどこか表情が変わっているような気がする。

 

 今頃はあやが昼食の支度をしているだろう。

 

 ふわふわと気持ちが浮き上がり、入江は奥まで昨日とはすっかり違って見える。

 

 春が一気に膨れ上がり、しぶとい冬を包み込んで終わらせてしまった。

 

 山の樹々はまだ固い蕾のままだし、現れた土は昨年の枯草に覆われたままだが、早くも辺りは濃

 

い春の香に満たされている。

 

 高志は何度も味わった春の訪れなのに、初めての春のように、何をどう言い表して良いのか分か

 

らない。

 

 ただもう心がわくわくと踊り、自分がどんどん子供に返っていくのを感じる。

 

 鉄さんも時々、ぼんやりと海原の遠くを見ている。

 

 高志は急に鉄さんに尋ねてみたくなった。

 

 具体的に何を尋ねたいのか言葉は浮かんでこなかったが、とにかく何かを尋ねたい思いにかられ

 

た。

 

 その時、そんな高志の気持ちが通じたかのように鉄さんが口を開いた。

 

 「何で急に帰って来たのかなあ」

 

 言葉には明らかな不安があった。

 

 高志はその言葉に不満を感じる。

 

 「それは鉄さんが倒れたと聞いたからでしょう」

 

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トト受難の日

2019-10-03 20:11:53 | ララ二代目愛ネコのトト…浜の野良

今日はトトの去勢の日

昨夜の12時から断食

今朝のトト

にご飯を貰えず

ごはんないんだけど・・・と

私に訴え

ベターと自分の茶碗の前に座り込んでいた。

 

 

ララがお世話になった動物病院

二年振り

 

午後病院から無事手術が済んだという電話

猫と言えども対処が人間並み・・・

家族の一員だもネ

 

トトのおやつを購入して

トイレも掃除して明日の退院を待つ

さて

どんな顔で現れるかニァー

大町通りの柿

 

 

 ナナカマド

 

 

 

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