5月21日からタイで開かれているAPECで、会議中にレシェトニコフロシア経済発展相が発言を始めると、アメリカ、オーストラリア、カナダ、日本、ニュージーランドの5か国の貿易相らが退席したそうです。示し合わせた途中退席だと思います。議長国のタイは困ったでしょう。これでは共同声明を採択できません。会議を開くことすら無益です。
APECは、ロシアがウクライナ戦争をやめないかぎり、お休みか解散です。
ロシアと経済交流を続ける方針の国は、アメリカなどを除いた新アジア太平洋経済協力会議(新APEC)を設けるかもしれません。
複雑混沌とした世界になってきました。
アメリカ側もロシア側もいいことはないでしょう。アメリカ側についた日本の経済も悪影響を受けて日本の人々の生活は厳しくなるでしょう。状況の変化に対応する具体的に新行動をとる必要があります。過去の延長線上で事業・仕事・生活を考えることは危険です。省資源・省エネルギーを一段深めるべきです。改めて国内資源を見直して国内資源を活かした新産業をおこすなど、世界経済交流が不自由になることを想定した行動計画が大切です。
(注)今年G20がインドネシアで開かれますが、APECと同じことがおこるでしょう。