日本共産党は、中国共産党とは違うと言って、非暴力政党になって一政党として頑張っているが、一党独裁の特徴は中国共産党と同じです。
2023年1月、共産党職員だった松竹伸幸氏は、党の閉鎖性を指摘し、党首公選を主張したそうです。すると、党は、翌月、2月、党に反する意見を「勝手に」発表し、党規約に違反したとして除名を決めたそうです。党規約を重視する志位和夫委員長の決定と言っていいでしょう。党に提案しても党は取り上げなかったでしょう。
松竹氏はこれを不服として、11月に再審査を請求したそうです。すると、党は、2024年1月16日、熱海市で開催中の統大会で、この再審査請求を却下することを決めたそうです。熱海市の会場に集まった党員は各地の代表でしょう。つまりこの党大会は、党首公選を否定する党規約を肯定しました。
しかし、各地の代表は、各地で全党員に松竹氏の意見を民主的に議論してもらったうえで、末端党員の多数決をもって各地の意見をまとめ、党大会に臨んだでしょうか。
党規約を重んじる志位委員長に従う党員らしい党員ばかりで、議論は省略して党大会に臨んだと思います。
いずれにしても党規約に反したことを勝手に発表したという理由で除名を決める党、つまり言論の自由を否定している党は、間違いなく、党委員長あるいは党内有力者は、独裁者と思います。
日本共産党は、戦後の自由平等平和の価値を否定しています。個人を軽視しています。党の考えで、人の命、人権が軽視される恐れが大きいと思います。今は非暴力ですが、政権をとるようなことがあれば暴力党になる恐れが大きいと思います。
昔、町の共産党員が、勧誘で私を訪問してきたことがあります。私が党員にならない理由を列挙したところ、私を説得するどころが、反感をもったようで、話しにならないと私をさげすんだような荒々しい態度ですぐ去って行きました。現在の非暴力は見せかけではないでしょうか。