ドイツ連邦議会(下院、任期4年)選挙が、2月23日に投開票されました。ある出口調査による予測ですが、
第1党 キリスト教民主・社会同盟(中道右派)得票率29%
第2党 ドイツのための選択肢(反移民を鮮明にする強硬右派)19.5%
第3党 社会民主党(中道左派)16%
第4党 緑の党(環境)13.5%
与党は第3党、第4党に後退しました。右派である野党が躍進し、ドイツの政治は、混乱を深めつつ、保護主義を強めています。
ロシアのエネルギー資源を輸入し、経済は順調でしたが、ロシアのウクライナ戦争で、ロシアのエネルギー依存が裏目に出て、今は不調になってしまいました。外国に甘いことを言っていられないということで保護主義を強めています。
自由主義後退は戦争の時代には必然です。国は用事深くなります。アメリカの「アメリカ一番」の主張にあってさらに用心深くなるでしょう。
ドイツはロシアやアメリカに甘い顔はしないでしょう。対抗を明確にするでしょう。双方、経済は低迷でしょう。ロシア経済もアメリカ経済も暗いと思います。アメリカは一番をキープどころか、二番になる時が来るのではないでしょうか。
今ロシアと交流できてよかったと思っている国々も、不調に転じるのではないでしょうか。交流相手国は信用第一です。日本も交流相手国の見直しが必要です。自由経済ではすまないでしょう。
保護主義的ですが、静かに水田農業を近代農業として復活させ、主要食料自給率100%を達成することは日本脱皮生長の必要条件と思います。国、JAが動かないなら、国民が動きましょう。消費者は、米価格高騰に驚かないで、信念で国産米を食べて「日本を瑞穂の国」にしましょう。静かにアメリカ米輸入の急増を防ぎましょう。小麦輸入などを減らしましょう。資本家は、水田農業に絶望せず、あえて基盤再生に投資してください。国に貸すよりはるかに希望があります。
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