麻生氏は、そう予測する具体的な情報を持っているのでしょうか。単なる想像で言っているなら日本の人々をミスリードします。
日本は、太平洋戦争に負け、混乱状態のとき、ロシアの侵攻を受け、北方諸島をとられました。ロシアは北方諸島を統治してきました。しかし、敗戦直後の日本の混乱期を除けばロシアはさらに北海道に侵攻する動きを示したことはありません。北方諸島をかえさず、守ってきただけでした。
フィンランド、ウクライナなどはロシアと陸続きです。フィンランド、ウクライナなどに行くロシア人の数に比較すれば北海道に行くロシア人の数は知れています。フィンランド、ウクライナなどがロシアの領土だったらいいと思うロシア人は多いでしょう。しかし北海道を領土にしたいと思うロシア人は少ないと思います。ロシアが北海道に侵攻するという麻生氏の予測は空想だと思います。ロシアの脅威を煽って日本の防衛力を上げたいと思っているのだと思います。
現代の日本の人々は、防衛費増・増税に耐えることができません。今でも生活が悪化しています。貧困層が拡大中です。経済が低迷していること、労働対価が低いこと、政府が借金政治をやっていること、結婚して家庭をつくる人が減っていること、出生が減っていること、狭小住宅が増えていることなどが貧困化の証拠です。
大火器を持つなんて日本には無理です。現在の自衛隊維持だって無理しています。国連司法が信用できなくても戦争放棄が最善と思います。
もし、日本がロシアに侵攻されたら、ロシアが嫌になって占領をやめるまで、静かにロシア統治に反対し、協力しないことです。在日ロシア人を圧倒する生産力、経済力を持ち、ロシア人統治を無力化することです。反対にロシアに進出してロシアで生産し、ロシア経済を動かすことです。最終的には生産力、経済力が勝ちます。戦争なき日本に駐留するロシア軍人は無力です。
(注)約2000年前、ローマとの戦争に勝てなかったユダヤ人が、世界に散り、事業・仕事でそれなりに繁栄してきたことは示唆に富みます。無理して第二次世界大戦後イスラエルを建国して今もパレスチナ人と戦争を続けているユダヤ人より、外国で繁栄しているユダヤ人の方が平安に見えます。
(注)現在、在日アメリカ軍の存在感はありません。日本が思いやり予算を組まなければ彼らは在日意欲を失い、撤退するでしょう。
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