世界の顔色を見てアメリカは矛盾した行動をとっています。
イスラエルのガザ戦争についてはイスラエルはハマスと戦い、人質を助け出すことを口実にしなら、ガザの民間人をすでに3万人規模で殺し、ガザを占領することを目標に戦争を続けています。助けるはずの人質が死んでも戦争を躊躇していません。何が何でもガザを占領する姿勢です。ガザは廃墟になりつつあります。
世界はイスラエルとイスラエルを軍事支援するアメリカを批判するが、アメリカはイスラエル軍事支援をやめません。アメリカは世界の中で孤立し、G7の中でもアメリカの世界指導力に対する不信が強くなってきました。
まさに中国、ロシアなどの新興国が期待する世界多極化がおこっています。
動揺しているアメリカは、2024.3.7、ガザへの支援物資を増やすため、ガザの沿岸に「港」をつくると明らかにしました。イスラエル軍の侵攻で十分な物資が行き渡らず、ガザの食料危機が深まっているため海からの搬入ルート開設をめざすそうです。
「港」の構造は、ガザの沖合に仮設の桟橋を設け、食料や水、医薬品、シェルターなどを運ぶ大型船が桟橋に着けるようにするそうです。トラック数百台分に相当する支援物資が毎日届くようになるそうです。ガザ内での分配は国連や人道支援のNGOと協力するそうです。
こうなると、イスラエルは、ガザで活動するアメリカ人を殺す恐れが強くなります。アメリカを敵に回すことになります。
アメリカはアメリカ国内の反イスラエルの声の高まりを受けてイスラエル軍事支援をとめ、パレスチ支援に方針を変える可能性が濃くなってきました。バイデンアメリカ大統領は、現在の優柔不断は、次の大統領選でトランプ氏をさらに有利にすると恐れていることも背景にあります。
なお、日本が防衛力強化に走っている行動は、日本も世界多極化推進の一か国と新興国から思われているふしがあります。つまりアメリカ離れをおこしているのではないかとの読みです。日本は今後ますます迷走するでしょう。
中国に続いてインドは、戦争を否定、交渉による和平を主張し、ロシアに対しては中国と同様、政経分離です。ロシアからエネルギー輸入を続けているのは世界のエネルギー価格高騰を押さえ世界安定に貢献しているとの論を展開しています。
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