世界が考える幸福、国連が考える幸福、各国が考える幸福、個人が考える幸福は、何を重視するかで変わるので参考になる程度です。
2023年は国連は1位フィンランド、2位デンマーク、3位スイスと考えたそうです。日本は47位とはるかに下位、アメリカ(15位)、台湾(27位)よりはるかに不幸となっています。
デンマーク、スイスについてはうなづけますが、フィンランドは最近は人々の戦争の不安が高まっており、疑問に思う人が多いのではないでしょうか。コーランを人々の前で焼くことを、言論の自由の範疇に入れるなど心が荒れてきているのではないかと思う人も多いと思います。
私は、戦後の自由平等平和の社会に育ち、現在も自分は慨して幸福と思って生きています。しかし、日本は、憲法を無視し、防衛力・アメリカとの同盟強化と主張するようになり、自由平等平和を追求する思いがどんどん低下し、戦争する怖れが高まっていると思います。日本は幸福な国とは言えません。国連の日本評価も大変低くなっています。
日本の支配階級や富裕層は日本の真実を論じることが嫌なようで幸福度に関する国連の評価に触れないようにしています。意外なことは、貧困層が拡大していますが、自分は中間層と思う人が多く、比較的幸福度は高いと思っている人が多いことです。世界が日本を見る目と、日本人が日本を見る目が違ってきています。
日本は法治国と思っている人が多いが、憲法第9条(戦争の放棄)を無視して、防衛力・アメリカとの同盟強化と騒いでいます。台湾有事は日本有事と騒ぎ、中国と戦争になる、中国と戦争すると考えています。敵国基地を反撃する能力を持つ、武器弾薬を輸出する自由度を拡大すると言っています。平和主義者は平和ボケと批判されています。間違いなく無法国の領域に入っています。法治国なら、まずは憲法改正を論じるでしょう。憲法を勝手に解釈し、なしくずしに憲法の空文化をはかることは無法国の特徴です。太平洋戦争前の日本と同じです。憲法違反をやってしまったという既成事実をふやして憲法を無効化します。国司法崩壊です。これは非常に危険なことです。
しょうがないと言って失敗や堕落を認めるのも近年の日本の特徴です。修正改善改革を追求する意欲がなくなっています。安易の追求、堕落です。
総合的に日本は健全な元気を失っており、いい加減、なげやり、無責任、乱暴が目立ってきています。個人では元気な人が増えていることは嬉しいのですが、大半の人は保守で、まずいことに国の乱暴の風潮に鈍感なっています。国に同調しており、改善改革の気風が消える方向です。自分を見失っています。
日本の幸福度はさらにさがる動きと残念に思っています。
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