現在の日本とロシアの政治的関係を見ると、択捉、国後、歯舞、色丹のビザなし交流を巡り、ロシア側が一方的な失効を発表したことは別に驚くべきことではないと思います。

林外務相が「極めて不当なものであり、断じて受け入れられないと考えております」とコメントしたそうですが、言ってみただけではないでしょうか。

ロシアのウクライナ戦争に関連して日本側はロシアと交渉せず、一方的に制裁をやってきたと思います。一方的制裁をやり合っているのが現状です。

ロシアから「ロシア世界」という外交方針が出た以上、北方諸島に住んでいるロシア人と言えどもビザなしで日本に来ることは問題です。ロシアは脅威と言って防衛力・アメリカとの同盟強化を声高に主張している岸田文雄内閣の方針と矛盾していると思います。

私は自由交流を理想としていますが、今はむずかしいと思います。林外務相は、ロシアのウクライナ戦争終結のために動いてください。その外交力がないなら、制裁するのではなく、静かにしていた方が誤りは減らせます。