ごきげんよう。最近は酒と車の話ばっかりだったので、ジョジョやります。
ジョジョラーには説明するまでもないジョセフ・ジョースター。歴代ジョジョの中で最も頭がキレる人です。圧倒的劣勢でもとっさのひらめきでなんとか切り抜ける、っていう感じの頭脳派ジョジョ。個人的にジョジョといえばジョセフって感じにお気に入り。
初めてジョジョを読んだのは小学生の時で、ちょうど第5部をやっておりました。おそらくナランチャがクラッシュと戦ってボラボラ言っていたと記憶しています。なんだよ「ボラボラ」って。5部は他にも「アリアリ」もあるよ!!なんだよ「アリアリ」って(笑)これジョジョ知らないと「?」だし、ジョジョラーでもここだけ切るとると「?」っていうもんです。
5部、6部(小学生なのでついていけず途中で放棄)を読んだあと、王道ジョジョである第3部を読みました(ゲームも)。主人公・空条承太郎の祖父として登場したのがトップ画像にはっているジョセフです。見ての通りおじいちゃんで、年齢は68歳くらい。非常に優秀なエジプトのブ男、アブドゥルを連れてくるという偉業をさっそく達成。アブドゥルは過小評価されすぎ。
主な戦闘は承太郎、花京院、ポルポル君など若者にまかせて司令官的な感じに口出し係です。スタンド能力が戦闘向きじゃないし。70前だというのに非常にマッチョ。肉体を若く保てる波紋の達人ではあるが、あえて使わずに普通に歳を取っている(波紋が使えない妻と一緒に年齢を重ねる為だとジョジョラーの中では解釈されている)。不動産王でお金持ち。
ガチンコの戦闘よりも、頭を使った戦闘が得意でその頭脳は老いてますます健在。だが得意とするイカサマ対決でも敗北。おじいちゃんだし。
DIOとの最終決戦では血を吸い取られ一度は死亡するも、DIOの血を輸血することでしぶとく復活。歴代ジョジョで唯一ちゃんと生き返ったジョジョである。
死んだジョジョさん達
ジョナサン・ジョースター(ディオとの最終決戦で相打ち。肉体をディオに奪われる)
空条承太郎(6部最終決戦で娘を守り死亡)
空条徐倫(6部最終決戦でバラバラにされる)
そんなこんなで3部を読み終わり、順を追って1部から2部へ。2部の主人公はジョセフであります。
こちらが若き日のジョセフ・ジョースター。ジョジョ=スタンドだと思われガチですが、スタンド登場は第3部からであり、1部と2部は「波紋」という呼吸から生まれる太陽のエネルギーで戦います。なお現在アニメが絶賛放送中ッ!
あのおじいちゃん、どんな事を若い頃してたんだ?と読んでいくとすげー事してました。
柱の男たちという不死身の生物相手に戦っていました。こちらは大人気の「ワムウ」です。神砂嵐!
ラスボス、究極生命体カーズ。何やっても死なない。ラオウや範馬勇次郎でも勝てない。
ここはジョジョの中でも屈指の名シーンです。シィィーーーザァァァーーーー!!!
ジョセフの波紋の師匠であるリサリサ。こう見えて50歳。波紋の強さはジョセフの軽く3倍。正体不明の美女であったが、実はお母さんだったッ!
リサリサは大好きなんで、アニメ化(ゲーム化)するのであれば絶対声優は田中敦子ではいけない!とずーーーーーっと思っていました。その念願が叶い超テンション高いです。最高にハイッってやつだァァァーーーッ!!
なお、3部より10年後の世界である第4部でもジョセフは出てきます。
結構ボケが進んでるし、78歳だし(たぶん)承太郎もそろそろ死ぬかもしんねぇって言ってます。奥さんのスージーQも存命。
「レッドホットチリペッパー」を聞き間違えるように耳も遠くなってます。
しかし!さすが誇り高きジョースター。騒動に巻き込まれるうちに感覚が戻ってきたのがボケも治りスタンドも使います。耳もなんか良くなったし。
「かっこつけたかったんじゃよ、お前の目の前で」
歳を取ってもジョセフは格好いいのです。
漫画としてジョセフが出てくるのはこの4部でおしまい。6部が時空列的に一番最後で2011年。ジョセフは91歳でありますが、作者いわくまだ生きてるそうです。ジョースター家は代々短命っていう設定なのに。
ほら、ジョナサンは21歳、承太郎も42歳、徐倫も19歳で死んじゃったし。このおじいちゃんはまだ生きてる。
2部から3部は50年時が飛んだので承太郎みたいにオッサンキャラとして活躍しなかったのがちょっと残念。読み切りでいいので荒木飛呂彦が描いてくれればいいのになぁ~とか思ったり。
ジョジョの面白いところは、前作の主人公(仲間)は圧倒的活躍をしないっていうところ。多くの漫画は前作の主人公(仲間)は伝説級になっていて滅茶苦茶強いんですが、ジョジョはそうでもありません。承太郎だって全盛期は高校生の3部でしたし、ジョセフも戦闘力は2部。ポルナレフに至っては全身ボロボロで車椅子で出てくる始末。うーむ。
あと「部」が変わると時代が変わってキャラがリセットされる、っていうシステムが長年やっていても全然ダレなくて面白い理由かもしれません。それぞれにテーマがあって戦い方も変わるし。最近のジョジョは読み手にも訓練を要求されるほど頭脳戦です。しかもよくわからない。全ジョジョラーが集まっても解釈されるのに長い月日がかかるほど。5部のラスボスのスタンド「キング・クリムゾン」は未だ解明されていません。
いやぁいいねジョジョは。盛り上がるね!