「んじゃー面接練習やりますかー」
「…ゴクリ…」
「今日は面接に来てくれてありがとうございます。私担当の吉良というものです。えーと、自己紹介して頂けますか?」
「カミーユ・ビダンです」
バンッ!
「だめだ!まず学校名と学部から!」
「そ…そっか…」
「………(こえー)…んじゃもう1回。自己紹介お願いします」
「バカ田大学馬科、4年、カミーユ・ビダンです。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします。ええとですね、最近読んだ本3冊を教えて下さい」
「!?」
「ええと…ハリーポッターと賢者の石、死者の奢り、……ええと…あとラノベしか読んでない…」
「おいwwwでも律儀に最近読んだ3冊言わなくていいって。今まで読んで印象に残っているやつあげとけ。国語で習ったやつでもいいって」
「中身聞かれても答えられるからねーあとラノベはいかんよーポッターはいいかも」
「なるほど…」
「んじゃもう1回ね。では最近読んだ本3冊を教えて下さい」
「ハリーポッターと賢者の石、羅生門、死者の奢りです」
「ハリーポッターは私も読みましたし(読んでない)、羅生門は芥川龍之介ですよね。ええと…死者への奢りの作者は誰ですか?」
「大江健三郎です」
「ほう…(名前しか知らない)。では彼の作品を3つあげてくれますか?」
「同世代ゲーム、洪水は我が魂に及び、人生の親戚です」
「ほう…(全然知らないw)。なるほどわかりました(わかってない)。んじゃ次は春日野さんお願いします」
「よーし!」
「じゃあさっき(先週)打ち合わせしたやつ聞いてみるね(ボソッ…)」
「?」
「ではカミーユさん。弊社の代表取締役の名前を答えて頂けますか?」
「!?!?!?!?!?」
「ふ、就職セミナーでもお馴染みの質問だったりするー。案外盲点だから覚えておいておいてもいいかもよー」
「ぐぬぬ…」
「こんな感じで30分くらいカミーユはいじめられたよ。あまりにもいじめられて緊張したカミーユは若干体調不良になっていたね。キラークイーンは会話が出来りゃいいんだ的なノリだったから、突拍子も無い事聞いてた。レモンにマジメに攻められ、キラークイーンに変化球で攻められさすがのカミーユも弱々しかったね。」
「でも実際の面接は集団面接だったんだって。この練習は効果あったのかなー」
「今週のキラーユ会はなんか堅苦しいというかつまらなかったねー。だから面接練習しないで来週からいつも通りのバカ話中心でいくよー!」
「じゃあ今週のやめろよ…」
「いいんだよ。当初の予定より引き延ばして第2部やるから」
「ふーん」
こんな練習じゃダメって事かい…w
カミーユさん
もう忘れたわw
集団面接でマジ助かった