安倍総理が緊急事態宣言下の7都府県のすべての企業に対して従業員の出社を7割減を要請するよう指示した模様である。すべてである。これまで対岸の火事としてマスクなど着用していれば自分には関係ないと思っていたきちんとしたビルの事務所で勤務していたサラリーマンもここに至って大変な事態の到来と改めて感じているに違いない。テレワークの可能な企業はまだ少数派であってほとんどが事務所での業務であろう。おまけに3月度決算企業がほとんどでこれから決算業務に株主総会の資料作成等々仕事が山積みである。決算発表に株主総会の延期ということもあろうが仕事としてこなさなければならないのである。出社できなくなってどうするか。仕事は、自分のこれからの立場は、給料はと様々な不安を覚えることもあるのではないか。親子揃って家の中で暫らく過ごすことになろうがたまの休日の休みの場合ではないのである。定年を間近にしたサラリーマンは早期退職を強要されるかもしれない。再就職などとてもじゃないが望みべくもない。異常な事態になってしまった昨今の日本である。
これに対して年金生活者の方々は今のところなんら生活に変化はみられない。いつものとおりチラシを見ながら今日は何々の特売日で買い物のポイントが5倍日だなどいったものだ。思うに恵まれた世代だとつくずくそう思うのは私ひとりか。20年前の金融危機の時、終身雇用制度が崩れて定年を待たずにクビを切られ路頭に放り出されて悔しい思いをされた多くのサラリーマンもいたが何とか再就職で生活を切り詰め難局を切り抜け今の優雅とはいえないまでもそこそこの生活を築き上げた。人生100歳時代もその結果であろう。昨日高齢者運転認知症の検査を受けてきた。午後の部だったが受講者は19名だった。午前の部もあっただろう。同じような人数だろうか。あの16枚の絵を再生する問題は健常者でもかなりの難問だといわれ私もおそらく半分しか解答が出来なかったように思う。パソコンで予習は十分とは言えないながらやったつもりだったがいざ本番となれば実力を十分発揮できなかった。あと教習所での運転実技講習が待っている。