日々徒然なるままに

日々感じたことを書いていきます、よろしくお願いします

忽然と消える 

2017-08-07 22:30:30 | 不思議なお話
こんばんは。
夜半から朝方、というよりも昼に掛けては台風5号の影響で雨模様でしたが、最初の予報の進路より少しずれたせいか、それほど酷くもならずに
済みました。
多少の風はありましたが、お蔭様でこの辺りは稲が倒れるほどのこともなく済まさせて頂けました、有難い事です。
ですけれど、今現在台風の進路に当たる方、また通過後もかなりの被害のあられた地域の皆様にはお見舞い申し上げます。

そのような日の朝は、此方のようなお天気でした。


                                


昨日の続きを、と考えておりましたが少し趣向を変えて書かせて頂きますね。

このブログでブックマークさせて頂いております癒し雑貨店長の加藤さんから買い求めました香りのお試し品があるのですけれど、少しづつを
小さな小分けのビンに入れたものを幾つか持っております。
様々な香りを試せるように、親切にも彼女自身がそのように考えて販売されております。
その香りのビンを送って頂いた小袋毎、自分は一つの大袋に入れて置いているのですが、一昨日いつものように、その香りの中から何種類かを
取り出し、紙の栞に付けて香らせようとしていました。
ところが、いつも自分で保管しているはずの鏡台の上にその袋が見当たらないのです。
え、おかしいな?いつも此処へ置いておくのに?と思いながら、その周辺を鏡台の椅子の向こうに落ちているんじゃないか、と思いながら探すの
ですが、全く見つかりません。
あれぇ、変だなぁ、此処しか置かないのになぁ、と自分で自分にクエスチョンマークを出しながらほかの場所を探すのですが、やはり出てきません。
置くわけもないのに、と考えつつも二階の部屋を探したり、まさか無いよね?と思いながら神殿を見渡したりしますが、一向に見つかる気配すら
ありません。
仕方ないなぁ、またどっか飛ばしたかなぁ、そう自分で自分に考えておりました。


                                 


昔からなのですけれど、何がしかがあると、いえ無くても;、ともすれば自分が大事にしているものをどこかへ飛ばしたのか、という位、物が
どこかへ行くことがあります。
無くす或いは見えなくなる少し前、自分でも無意識にその物に対して、これ、今はいいかなぁ、とか新しいのが欲しいなぁとかということを
チラッと頭のどこかで考えているようなのです、どうやら;。
で、そんなチラリと考えたことなど当然無かったかのようにして忘れてしまい、しばらくするとその物が見えなくなるという仕組み?になって
いるように感じます。
なんというのか、自分の思いをその物が受け取り、
『あ、ワタシ、今いらないのね。じゃぁしばらく消えておこう』
と、まるでその物自体が考えているように感じます。
消えたその物はどこへあるのか、本当に消えているのかどうか、それは定かではありませんが、しばらくの間は、いくら探したとてその物が出て
くることはありません。
本当に自分でも不思議です。

以前は、よく使う湯のみとかが無くなり、あれ、無いや、と思っていると台所の流しの引き出しの中から出てきたりすることがありました。
なんで、此処?と思いつつも、まぁあったから良しとするかとあまり頓着もせず、今一度その湯飲みを洗って普通に使っておりました。
或いは鋏など、どうして此処から出てくるの?的な場所から見つかることもままありました。

                             
                                                                     


息子などは、このようなことが頻回に起こり、自分の注意欠如なのかもしれない、とよく自分で自分に怒り落ち込んでおりました。
確かに、自分でそのものの場所を決めておいても、つい何も考えずに全く別の場所へ置くこともあるようなのですけれど、此方から見ていると
どうやら彼自身も、物を無くす前には、その物自体に対して何がしかの悪態(失礼;)をついておることがままあります。
そうしてしばらくすると
「あ~、ない!原付のキーがない!もう出掛けんといけんのに;!」
と半分怒りながら探していたりします;。
そうなると自分も一緒に探さざるを得ず、家中をあっちかこっちか、と探し回ります。
大抵はやはり、どうしてそこへ置きました?という場所から出てくることがあるのですけれど、無い場合は仕方なくスペアキーを使って出掛けて
おりました。
それでも、いつぞやはそのスペアキーもどこかへ行ってしまい、殆どパニックになっておりましたが、そんな時はこれもまた不思議なことに、
先ほど探した時には無かった同じ場所から不意に出てくることがありました。
もうどう考えても、物自体が
『しょうがないねぇ、じゃぁ出てやるか』
と向こうが折れてくれて?出てくるように感じられたのでした。
そんな折には息子は文句タラタラ言っておりますが彼が出掛けた後、その物に対してごめんね、気をつけるから、と心の中で息子に代わり;?
謝っておきます。
そうすると、あれほど無い無いと大騒ぎをしていた物がそれ以降は消えるということはほぼなくなるようでした。

                                     


今回、自分のその大事にしております香りの大袋、どうなったかと申しますと今日無事に出てきてくれました、ホッとしております:。
綺麗に整理整頓しておかねば、と息子にはいうくせに自分が出来ておりませんでして;;、今回ずっと気になっていた鏡台の周りやらごちゃごゃと
した棚を、いらないものは処分してスッキリとさせました。
そうするうちに、最後に本と本の間に挟まるようにして、その袋がありました、本当に良かったです。
どうやら先日読んだ本と一緒に棚の中へ無造作に入れてしまったようでした。
息子のことをとやかく言える立場では到底ありませんね、反省しております;。
そうしてその香りの袋にごめんね、もう悪いこと思いません、と謝っておきました。


                                  

自分の思いで、物をどこかへ飛ばしてしまうのか、或いはたまたまそのように感じるだけなのか、実際のところはよくわかりません。
ですけれど、先ほども書きましたように、同じ場所を探しても一度目は見つからず、後でもう一度探すと、え、さっきは無かったのに、という
ことがよくあります。
これは以前、自分自身がまるで神隠しにあった時に良く似ているようにも思えます。
それこそ、物そのものがまるで次元の違うところへ隠れてしまっているようです。
出てくるのは、やはり人間側の出てきて欲しいという思い、念が今一度、その物の姿を目の前に現させているようにも思えます。
果たしてそうであるかどうか、それこそ物のみぞ知る、いえ神のみぞ知る、ということなのかもしれませんね。


                                  


ただ、どうしても出てこない物もこれまでにありました。
主人が亡くなる少し前、息子が財布が欲しいというので、主人が使っていた長財布を渡してやったことがあります。
それは以前、主人の誕生日に自分がプレゼントした品でした。
介護が要る生活となり、その財布も本人が使うことも無くなったので、一応主人に了解を得て、息子に譲ってやりました。
さほど高価なものではありませんでしたけれど、黒い本皮の割と上品な物でした。
それを持たせてどのくらいでしょうか、ひと月かそこらだったでしょうか、その財布を息子が無くしてしまいました。
おそらくあそこではないのか、と検討をつけたのはよく行くスーパーでしたが、本人自身、スーパーで車に乗り込む際、しっかりと自分の鞄に
入れたのは覚えていると言います。
自分もその時は息子がそのようにしたのは見ておりましたし、それでも落としたのかもということでそのスーパーにも落し物の届出をしておき
ましたが、結果的には出てくることはありませんでした。

その後、今度は自分が使うポーチを無くしました。
その中には主人の母、姑が生前使っていたという印鑑を入れてその中にいれ、それを鞄に入れ、持ち歩いていたものでした。
結婚後、主人から銀行印に使うといい、と言って譲り受けていた印鑑でした。
ある時、郵便局でその印鑑を使い、自分ではそのポーチを鞄に仕舞ったはずでしたが、帰宅するとそのポーチごと無くなっており、もう一度郵便局
に出向き、ポーチのことを尋ねましたが落し物としては預かっていないと言われました。
警察にも届けましたが、連絡はくることはありませんでした。

この話を、以前やはり此処で話した風呂敷を担いだ主人と会ったという彼女にすると
「ご主人と一緒に帰っていったんじゃない?」
といわれました。
そうなのかな、だとすると自分に関わるものは引き取っていったのかしらん、それとも物の方が自分でついて行きたかったのかな、ともその時に
感じたことでした。


                                  


無くなる物、案外その物自身、自体が意思をもっているのでしょうか、自分でこの話を書きながら感じたことです。
皆さんには経験がおありではないでしょうか。
あるという方は、案外ご自分の思いで飛ばしちゃってるのかもしれませんよ。
そんな時には、どうぞ一言、ごめんねとおっしゃってみて下さい。
今度はすんなりと出てきてくれるかもしれません。


今日もこのブログへのお付き合い、有難うございました。
感謝申し上げます。
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