とんだり はねたり

kinoppyの一日

初めて心が通じた。

2015-11-23 | ペット
Hi!みんな元気?今日は朝から雨、北海道は雪だそうだ。だんだん寒くなるね。風邪ひかないようにネ。
チロが昨夏失明したことは話したよね。今夏脱水症状を起こして1日おきに点滴に通ったことも話した。

10月28日のチロの様子。

  
         
                      この後、大分悩んで、ここでおしっこした、初めてベランダで。
                      

目は見えてないけど、元気そうでしょ?まさか、この11日後になくなるとは、、、寂しすぎるよチロちゃん。

       
      

この記事を書くことはずいぶん悩んだ。ブログを初めて1年、kinoppyの日常生活をできるだけ、明るく、楽しく紹介しようと決めて始めたブログだから。この記事は書けない。思い出しただけでも、涙がこぼれ始める。だからず~と書けなかった。でもこのブログがkinopppyの日常を綴ったものだとしたら、チロの死は避けて通れない。でないと前へ進めない。そう考えるに至って、書きはじめるが、チロの死と書いただけで、指が止まってしまう。宿題を嫌がって、なかなか始められない子供のようにweb検索してみたり、、、何時間も過ぎてしまった。

11月5日(木)帰宅するとチロが左前脚を折ったまま立っている。「チロちゃん折れてるよ。」と直そうとすると、「触るな」といわんばかりに、自分で立て直してスクッと立つ。ご飯をあげてしばらくするとゴトッという音がして、見るとチロが倒れている。何度も立ち上がっては、歩き、ゴトッ、を繰り返している。ご飯があまり食べられない様子。マグロのたたきがあったので、抱っこしてあげるとかぶりつくように2口食べた。

11月6日(金)朝電話予約を入れて診察してもらう。倒れた時に顎がずれたらしく、牙が歯茎に食い込んで化膿している。食べられないはずだ。抗生剤を打ってもらい、点滴はいつもの半分の量。血液が薄くなるから。血液検査の結果は貧血と肝臓は計測不能。相当悪いようだ。この分では歩けないと思い、餌場の近くのテーブルの下に毛布を2重に敷きその上に紙オムツを何枚も重ねてその上にソット寝かして、仕事に出かけた。帰って恐る恐るチロを見ると、なんと高さ調節のために裏向きにして置いたお盆の上に這いつくばるようにして、腎臓用のパウチの餌を食べているではないか!!時々意識が混濁するのか、ウトウトしている。寝そうになると起こして、見守っているとほぼ1食分完食した。スゴイ!見上げた根性だ。チロに敬服。まだ大丈夫と思った。お尻が濡れている。抱っこしてお風呂で洗う。バスタオルと毛布にくるんで、抱っこしたままマグロのたたきをあげてみる。かぶりつくように3口食べた。食欲は相変わらず旺盛だ。まだ生きられると思った。チロを下におろすと、何度も自力でたちあがり、ひっくり返りながら歩いてを繰り返している。ひょいと見ると真っ直ぐ窓際に歩いていき、カーテンの後ろを部屋の隅に沿って歩いている。何か意味があるのかな?と思いつつ、フト見るとチロがいない。どこを探しても見当たらない。「チロ!」と呼んでみると、今までにない大声で「にゃ~ご」と返事した。どこかと探すがわからない。声をたどって行くと、なんと、ソファと壁の間に挟まって動けなくなっている。「ありゃ!」しかも自分のおしっこでびしょびしょ!ホットすると同時に思わず「クスッ」と笑ってしまった。急いでお風呂でシャンプーで洗い流し、バスタオル&毛布にくるんで抱っこする。見えない目でじっと見て「ありがとう」と言っているのがわかった。20年何気なく飼っていた猫だが、初めて心が通じたと思った。

11月7日(土)朝診察に行く。昨晩のことを話し、点滴。「なんでも食べるものをあげてください。」といわれる。月曜日の予約を入れる。仕事から帰って見ると、チロは餌を自力で食べたらしく、残りの半分くらいが皿のへりにへばり着いている。もっと浅いお皿に入れてあげれば良かった。お尻がまた濡れているので洗ってバスタオルと毛布でくるんで抱っこする。しかしkinoppyもお腹が空いているので、抱っこしたまま菓子パンを2こ続けさまに食べる。1時間半位抱っこしてたかな?ちょっと温かいものを食べなきゃと、チロを床に卸すと、腹の底からふり絞るように「ごはん(とkinoppyには聞こえた)」と一言泣いて、続けて「ウォ~ン」と今まで聞いたことのない大声で雄たけびを上げた。まるで犬、いやオオカミのような雄たけびに思えた。ビックリして再び抱き上げて、さてどうしたものかと考え、床に大きめの座布団を2枚敷き、人に抱かれているような体制でそっとその上に寝かした。安らかに眠っているように見えた。

11月8日(日)kinoppyは食事をしてしばらくすると不覚にもチロを足元に置いたまま眠ってしまった。目覚めたら翌朝3:30になっていた。ドキッとしてチロを見ると、寝かした時と位置が少しずれている。目も口も開いている。起きた証拠だ。すぐに抱き上げる。まだ温かい。でも手足は硬直し始めていると感じた。1時間近く抱いた、身体が冷たく、重くなり始めている。目を閉じてあげる。あとはどうしたら良いんだろう。なぜもっと早く調べておかなかったかと後悔する。しかし後悔している暇はない。棺への入れ方などをnetで調べる。身体の大きさにあった段ボール、下に新聞紙などを引き高さをあげる。間に保冷材を詰める。そしてまた、新聞紙などを重ね、その上にビニールを敷く。体液が漏れたりするのを防ぐためだ。大きめの保冷材を上に置くために急ぎ冷凍する。準備はできたが、チロのお尻が濡れている。また洗う。乾くまで再びバスタオルにくるんで待つ。耳垢を取ってきれいにする。汚れたタオルを洗い、捨てるものは始末する。その間に火葬場について調べる。以前から聞いていたあのお寺にしよう。家族親族が来られるなら立会葬にしよう。誰も来られなかったら、連れてってもらって個別火葬にしよう。と決める。午前7時になるのを待って、皆に連絡する。すぐ返事が来て皆来てくれると言う。良かった。9時になるのを待ってお寺に連絡1:30の火葬予約を取る。その間自分が入浴していないのに気づき、急いできれいにする。さっきまで、ここで生きて洗ってあげたのに。生命があることの大切さ、いとおしさをひしひしと感じる。段ボールの棺に納めても、何度も何度も繰り返し顔を見てしまう。ほどなく家族が棺に納める花を買ってきてくれた。1時半、お寺さんのお使いの人が、お迎えに来て、保冷材は不要と言われ、下から保冷剤を取り出す。誰かが「納め方の処理が完璧、パーフェクト」だと言った。お寺さんもうなずいてくれた。直前まで知らなくて反省していたので、ちょっぴり嬉しかった。

お家に置いてある位牌。写真立てはkinoppyが作りました。写真は13才(2008年)当時。
            


お寺さんでは、立派な火葬をしてもらった。お骨ももとの形通りひとつひとつ丁寧に並べてあって、頭から尻尾、ツメの先まで亡くなった当時の姿そっくりそのままだ。このまま抱きあげられそうな気がした。丁寧に扱ってもらってとてもうれしい。良かったねチロ。みんなでお骨を拾って読経してもらい、納骨した。

人の本当の姿は最悪の事態にならないとわからないというけど、猫もそうだね。今まで花火が怖くて逃げ込むような弱虫のチロだと思っていたけれど、亡くなる前の振る舞いを見て初めて、おとなしくても芯のある強い子だったことがわかった。失明して以来の生き様は学ぶべきことばかりだ。チロ20年間我家に尽くしてくれて有難う。立派な生涯だったね。君はいつまでも我家のヒーローだよ。楽しい思い出を沢山有難う。

元気だった頃のチロ。2009年14才。みんなまたね。最後まで読んでくれて本当にどうも有難う。

         
                               

行ったり来たりの2週間

2015-10-10 | ペット
HI!みんな元気?行ったり来たりのこの2週間でした。みんなお久しぶりだね。どこへって?

夕方はまず、この3点いや5点セット、あとバスタオルも。

    

だから、どこへって?まあ、待ってよ。チャリに乗っておよそ5分。着いた!

    

ご存知銭湯、お風呂屋さん。「孫の湯」は市内にたった2軒残る貴重な銭湯の一つ。kinoppyの家の給湯器が故障して、取り替えるまでの2週間、ここへ通うはめになった、というわけ。孫と言う名は創業者の名前に孫がついているから、と聞いた。古くからある銭湯だけどリニューアルして、きれいだね。ほら屋根も唐破風に千鳥破風と本格的。映画の「3丁目の夕日」のロケ地として使われたらしいよ。

            

さっきのおじさんが入って、次にこのおばさんが来たので、女湯はkinoppyが2番目かな?と思いきや、さにあらず。もうすでに入浴中のファーストレディ(笑)がいました。「早!」開店の4時ちょっと過ぎ。ちなみにこの日は日曜日。平日よりもお客さんが多くて、子供の声もしきりに聞こえてきました。ああ、三小の運動会だったしね。
    
     


     

広い脱衣所はピカピカに磨き上げられた木の床で、真中に小さいテーブルと休憩できる丸椅子がいくつか置いてある。大きな竹製の脱衣かごや体重計、扇風機、壁の上部には古い歌舞伎の絵がずら~と飾られていて、歴史を感じさせます。ゲタ箱やロッカーの鍵が古くなってて、たまに開きにくいのもあるけれど・・・・。
浴室の壁には富士山はありません。その代り、富士山の溶岩で築きあげられた岩山?結構な迫力です。kinoppyとしては、絵よりこっちが好み。床はパールがかったタイルで清潔感溢れています。お湯は45度だったかな?ちょっと熱めダネ。

この2週間本当に助かりました。孫の湯さん有難う!聞くところによると、孫の湯周辺にはまだ、昔ながらの浴室のないアパートが結構あって、一人暮らしの方が利用したり、数人のお友達を乗せたおじさんが、車で運転してきていたりするんだそうです。kinoppyが帰るころには、ほら、車が沢山並んでいます。浴室隣にはコインランドリー。(ここら辺はプロパンガスなのかな?)周辺にはそば屋、焼き鳥屋、八百屋さんなどがあって、昔賑わっていたことが良くわかります。ちょっと前まで、自転車屋さんもありましたね。

     

銭湯を出た後のあの清々しい気分、経験者でないとわからないよね。チャリで急ぐ夜道、涼しくてとっても良い気持ち。真冬でなくて良かった!

翌朝同じ道をまたチャリで・・・・・U動物病院へ。今度は少し遠くて15分くらいかな?この間「ルリタテハ(蝶)の蛹(さなぎ)見た?」ってU先生が紹介してくれた杜鵑草(ホトトギス)にぶらさがってた蛹。「もう少ししたら羽化するよ」って。わざわざカメラを準備して診察の前に見に行ったけど、蛹はなくなってた。もしかして、もう羽化しちゃったのかなあ?蛹がついてたはずの杜鵑草だけが、残っていた。「いらっしゃい、また来たの?」って。

                

愛猫チロの診察です。この夏腎臓が更に悪くなって、1日おきに点滴です。
点滴しながらお灸をしてもらうチロちゃん。背中の方にも2個お灸してもらってます。

     
     
     気持ち良さそうね。
     
     

     目が覚めた?

     

     ああ、スッキリした! なぜペロリ?

     

次の患者さんの手術があるらしい。慌てて病院を出る。蛹のことは、また今度にしよう。ちょっと心残りだけど、家路を急ぎます。帰り道に見つけたクリーニング屋さんのシャッター。カワユイ!

    

「おかえり」と出迎えてくれた山茶花、なんて清楚!もうこんな季節なんだ。と、はたと気づきました。「でもね、これから、仕事なんだよ。」「ふ~ん、そう、頑張ってね。」と優しく微笑みかけてくれてるみたい。
             


こんな具合で、診察と銭湯通いの合間にお仕事に行く、というような、超過密ケジュールの2週間でした。色々連絡とかとれなかったみなさん、ゴメンナサイ。kinoppy復活しま~す。ほんじゃ、また、みんなまたすぐ会おうね。     

チロの手術

2015-03-02 | ペット
Hiみんな元気?kinoppyはこのところ元気なかった。なぜって愛猫のチロが手術することになったから、ちょっと心配だったの。前に失明した話はチョコッとしたと思うけど、今度は歯槽膿漏で腫瘍ができちゃった。9月の失明事件の時には「年の割には(19歳)1本も欠けることなく、立派な歯だ。」と言われたのに、12月に入って、腫瘍ができてて、奥歯の少し大きめの歯が半分位欠けてた。それから、小さい歯が2本腫瘍に取り込まれてた。痛かったんだろうね、首振り振りして餌を食べてたので初めて気づいた。腫瘍は抗生物質でずいぶん小さくなって、安定してたんだけど、2度出血事件を起こした。たぶん、固くなった餌の食べ残しを食べたんだと思う。あるいは、自分で腫瘍をかんじゃったか。それで、急遽翌日手術ということになったわけ。ただ高齢だから、完全に根っこから取り切るのではなくて、今出ている腫瘍部分を、軽いガス麻酔をかけて取ることになった。先生にとっては、簡単な手術だったかもしれないけれど、やっぱり心配だった。手術前日写真を沢山撮った。でも具合悪いせいか、あまり良くとれない。

3歳頃のチロちゃん。


                                     
我が家にはチロちゃん専用お薬ラックができました。       手術の前日27日(金)に撮ったチロ。



いよいよ当日診察室前の本箱と時計。9:04です。                                                                                     
                         
本箱下の段に「キタキツネの12か月」竹田津実先生の書を発見。開くとサインまである!



                            里親募集の張り紙がありました。このうち何匹が飼い主にめぐりあえるのだろう?みんな幸せになるんだよ。

                   
    

そういえば チロちゃんの手術代はいくらになるんだろう?聞いてなかった!などと考えているうちに手術終了。9:24。正味20分の手術でした。料金は14000円。去勢手術とほぼ同じ?
     
     
     
 麻酔から覚めて点滴しているチロちゃん。

       お家に帰ってくつろぐチロちゃん3態、お疲れ様。
    
   

                         

   

  このまま無事にすごせますように。祈るばかり。

                                                             
今日はゆっくり病院から借りて来た竹田津先生の本が読めそう。竹田津さんのファンであることをお話したら気軽に「持ってって良いよ。」と言ってくださいました。お嬢さんの方の先生は北海道で竹田津さんに会われたとか。うらやましい。

あ~あ、ヤレヤレ。少しホットしているkinoppyでした。みんなじゃ、またすぐ会おうネ!!