Hi!みんな元気?今日は朝から雨、北海道は雪だそうだ。だんだん寒くなるね。風邪ひかないようにネ。
チロが昨夏失明したことは話したよね。今夏脱水症状を起こして1日おきに点滴に通ったことも話した。
10月28日のチロの様子。
この後、大分悩んで、ここでおしっこした、初めてベランダで。
目は見えてないけど、元気そうでしょ?まさか、この11日後になくなるとは、、、寂しすぎるよチロちゃん。
この記事を書くことはずいぶん悩んだ。ブログを初めて1年、kinoppyの日常生活をできるだけ、明るく、楽しく紹介しようと決めて始めたブログだから。この記事は書けない。思い出しただけでも、涙がこぼれ始める。だからず~と書けなかった。でもこのブログがkinopppyの日常を綴ったものだとしたら、チロの死は避けて通れない。でないと前へ進めない。そう考えるに至って、書きはじめるが、チロの死と書いただけで、指が止まってしまう。宿題を嫌がって、なかなか始められない子供のようにweb検索してみたり、、、何時間も過ぎてしまった。
11月5日(木)帰宅するとチロが左前脚を折ったまま立っている。「チロちゃん折れてるよ。」と直そうとすると、「触るな」といわんばかりに、自分で立て直してスクッと立つ。ご飯をあげてしばらくするとゴトッという音がして、見るとチロが倒れている。何度も立ち上がっては、歩き、ゴトッ、を繰り返している。ご飯があまり食べられない様子。マグロのたたきがあったので、抱っこしてあげるとかぶりつくように2口食べた。
11月6日(金)朝電話予約を入れて診察してもらう。倒れた時に顎がずれたらしく、牙が歯茎に食い込んで化膿している。食べられないはずだ。抗生剤を打ってもらい、点滴はいつもの半分の量。血液が薄くなるから。血液検査の結果は貧血と肝臓は計測不能。相当悪いようだ。この分では歩けないと思い、餌場の近くのテーブルの下に毛布を2重に敷きその上に紙オムツを何枚も重ねてその上にソット寝かして、仕事に出かけた。帰って恐る恐るチロを見ると、なんと高さ調節のために裏向きにして置いたお盆の上に這いつくばるようにして、腎臓用のパウチの餌を食べているではないか!!時々意識が混濁するのか、ウトウトしている。寝そうになると起こして、見守っているとほぼ1食分完食した。スゴイ!見上げた根性だ。チロに敬服。まだ大丈夫と思った。お尻が濡れている。抱っこしてお風呂で洗う。バスタオルと毛布にくるんで、抱っこしたままマグロのたたきをあげてみる。かぶりつくように3口食べた。食欲は相変わらず旺盛だ。まだ生きられると思った。チロを下におろすと、何度も自力でたちあがり、ひっくり返りながら歩いてを繰り返している。ひょいと見ると真っ直ぐ窓際に歩いていき、カーテンの後ろを部屋の隅に沿って歩いている。何か意味があるのかな?と思いつつ、フト見るとチロがいない。どこを探しても見当たらない。「チロ!」と呼んでみると、今までにない大声で「にゃ~ご」と返事した。どこかと探すがわからない。声をたどって行くと、なんと、ソファと壁の間に挟まって動けなくなっている。「ありゃ!」しかも自分のおしっこでびしょびしょ!ホットすると同時に思わず「クスッ」と笑ってしまった。急いでお風呂でシャンプーで洗い流し、バスタオル&毛布にくるんで抱っこする。見えない目でじっと見て「ありがとう」と言っているのがわかった。20年何気なく飼っていた猫だが、初めて心が通じたと思った。
11月7日(土)朝診察に行く。昨晩のことを話し、点滴。「なんでも食べるものをあげてください。」といわれる。月曜日の予約を入れる。仕事から帰って見ると、チロは餌を自力で食べたらしく、残りの半分くらいが皿のへりにへばり着いている。もっと浅いお皿に入れてあげれば良かった。お尻がまた濡れているので洗ってバスタオルと毛布でくるんで抱っこする。しかしkinoppyもお腹が空いているので、抱っこしたまま菓子パンを2こ続けさまに食べる。1時間半位抱っこしてたかな?ちょっと温かいものを食べなきゃと、チロを床に卸すと、腹の底からふり絞るように「ごはん(とkinoppyには聞こえた)」と一言泣いて、続けて「ウォ~ン」と今まで聞いたことのない大声で雄たけびを上げた。まるで犬、いやオオカミのような雄たけびに思えた。ビックリして再び抱き上げて、さてどうしたものかと考え、床に大きめの座布団を2枚敷き、人に抱かれているような体制でそっとその上に寝かした。安らかに眠っているように見えた。
11月8日(日)kinoppyは食事をしてしばらくすると不覚にもチロを足元に置いたまま眠ってしまった。目覚めたら翌朝3:30になっていた。ドキッとしてチロを見ると、寝かした時と位置が少しずれている。目も口も開いている。起きた証拠だ。すぐに抱き上げる。まだ温かい。でも手足は硬直し始めていると感じた。1時間近く抱いた、身体が冷たく、重くなり始めている。目を閉じてあげる。あとはどうしたら良いんだろう。なぜもっと早く調べておかなかったかと後悔する。しかし後悔している暇はない。棺への入れ方などをnetで調べる。身体の大きさにあった段ボール、下に新聞紙などを引き高さをあげる。間に保冷材を詰める。そしてまた、新聞紙などを重ね、その上にビニールを敷く。体液が漏れたりするのを防ぐためだ。大きめの保冷材を上に置くために急ぎ冷凍する。準備はできたが、チロのお尻が濡れている。また洗う。乾くまで再びバスタオルにくるんで待つ。耳垢を取ってきれいにする。汚れたタオルを洗い、捨てるものは始末する。その間に火葬場について調べる。以前から聞いていたあのお寺にしよう。家族親族が来られるなら立会葬にしよう。誰も来られなかったら、連れてってもらって個別火葬にしよう。と決める。午前7時になるのを待って、皆に連絡する。すぐ返事が来て皆来てくれると言う。良かった。9時になるのを待ってお寺に連絡1:30の火葬予約を取る。その間自分が入浴していないのに気づき、急いできれいにする。さっきまで、ここで生きて洗ってあげたのに。生命があることの大切さ、いとおしさをひしひしと感じる。段ボールの棺に納めても、何度も何度も繰り返し顔を見てしまう。ほどなく家族が棺に納める花を買ってきてくれた。1時半、お寺さんのお使いの人が、お迎えに来て、保冷材は不要と言われ、下から保冷剤を取り出す。誰かが「納め方の処理が完璧、パーフェクト」だと言った。お寺さんもうなずいてくれた。直前まで知らなくて反省していたので、ちょっぴり嬉しかった。
お家に置いてある位牌。写真立てはkinoppyが作りました。写真は13才(2008年)当時。
お寺さんでは、立派な火葬をしてもらった。お骨ももとの形通りひとつひとつ丁寧に並べてあって、頭から尻尾、ツメの先まで亡くなった当時の姿そっくりそのままだ。このまま抱きあげられそうな気がした。丁寧に扱ってもらってとてもうれしい。良かったねチロ。みんなでお骨を拾って読経してもらい、納骨した。
人の本当の姿は最悪の事態にならないとわからないというけど、猫もそうだね。今まで花火が怖くて逃げ込むような弱虫のチロだと思っていたけれど、亡くなる前の振る舞いを見て初めて、おとなしくても芯のある強い子だったことがわかった。失明して以来の生き様は学ぶべきことばかりだ。チロ20年間我家に尽くしてくれて有難う。立派な生涯だったね。君はいつまでも我家のヒーローだよ。楽しい思い出を沢山有難う。
元気だった頃のチロ。2009年14才。みんなまたね。最後まで読んでくれて本当にどうも有難う。
チロが昨夏失明したことは話したよね。今夏脱水症状を起こして1日おきに点滴に通ったことも話した。
10月28日のチロの様子。
この後、大分悩んで、ここでおしっこした、初めてベランダで。
目は見えてないけど、元気そうでしょ?まさか、この11日後になくなるとは、、、寂しすぎるよチロちゃん。
この記事を書くことはずいぶん悩んだ。ブログを初めて1年、kinoppyの日常生活をできるだけ、明るく、楽しく紹介しようと決めて始めたブログだから。この記事は書けない。思い出しただけでも、涙がこぼれ始める。だからず~と書けなかった。でもこのブログがkinopppyの日常を綴ったものだとしたら、チロの死は避けて通れない。でないと前へ進めない。そう考えるに至って、書きはじめるが、チロの死と書いただけで、指が止まってしまう。宿題を嫌がって、なかなか始められない子供のようにweb検索してみたり、、、何時間も過ぎてしまった。
11月5日(木)帰宅するとチロが左前脚を折ったまま立っている。「チロちゃん折れてるよ。」と直そうとすると、「触るな」といわんばかりに、自分で立て直してスクッと立つ。ご飯をあげてしばらくするとゴトッという音がして、見るとチロが倒れている。何度も立ち上がっては、歩き、ゴトッ、を繰り返している。ご飯があまり食べられない様子。マグロのたたきがあったので、抱っこしてあげるとかぶりつくように2口食べた。
11月6日(金)朝電話予約を入れて診察してもらう。倒れた時に顎がずれたらしく、牙が歯茎に食い込んで化膿している。食べられないはずだ。抗生剤を打ってもらい、点滴はいつもの半分の量。血液が薄くなるから。血液検査の結果は貧血と肝臓は計測不能。相当悪いようだ。この分では歩けないと思い、餌場の近くのテーブルの下に毛布を2重に敷きその上に紙オムツを何枚も重ねてその上にソット寝かして、仕事に出かけた。帰って恐る恐るチロを見ると、なんと高さ調節のために裏向きにして置いたお盆の上に這いつくばるようにして、腎臓用のパウチの餌を食べているではないか!!時々意識が混濁するのか、ウトウトしている。寝そうになると起こして、見守っているとほぼ1食分完食した。スゴイ!見上げた根性だ。チロに敬服。まだ大丈夫と思った。お尻が濡れている。抱っこしてお風呂で洗う。バスタオルと毛布にくるんで、抱っこしたままマグロのたたきをあげてみる。かぶりつくように3口食べた。食欲は相変わらず旺盛だ。まだ生きられると思った。チロを下におろすと、何度も自力でたちあがり、ひっくり返りながら歩いてを繰り返している。ひょいと見ると真っ直ぐ窓際に歩いていき、カーテンの後ろを部屋の隅に沿って歩いている。何か意味があるのかな?と思いつつ、フト見るとチロがいない。どこを探しても見当たらない。「チロ!」と呼んでみると、今までにない大声で「にゃ~ご」と返事した。どこかと探すがわからない。声をたどって行くと、なんと、ソファと壁の間に挟まって動けなくなっている。「ありゃ!」しかも自分のおしっこでびしょびしょ!ホットすると同時に思わず「クスッ」と笑ってしまった。急いでお風呂でシャンプーで洗い流し、バスタオル&毛布にくるんで抱っこする。見えない目でじっと見て「ありがとう」と言っているのがわかった。20年何気なく飼っていた猫だが、初めて心が通じたと思った。
11月7日(土)朝診察に行く。昨晩のことを話し、点滴。「なんでも食べるものをあげてください。」といわれる。月曜日の予約を入れる。仕事から帰って見ると、チロは餌を自力で食べたらしく、残りの半分くらいが皿のへりにへばり着いている。もっと浅いお皿に入れてあげれば良かった。お尻がまた濡れているので洗ってバスタオルと毛布でくるんで抱っこする。しかしkinoppyもお腹が空いているので、抱っこしたまま菓子パンを2こ続けさまに食べる。1時間半位抱っこしてたかな?ちょっと温かいものを食べなきゃと、チロを床に卸すと、腹の底からふり絞るように「ごはん(とkinoppyには聞こえた)」と一言泣いて、続けて「ウォ~ン」と今まで聞いたことのない大声で雄たけびを上げた。まるで犬、いやオオカミのような雄たけびに思えた。ビックリして再び抱き上げて、さてどうしたものかと考え、床に大きめの座布団を2枚敷き、人に抱かれているような体制でそっとその上に寝かした。安らかに眠っているように見えた。
11月8日(日)kinoppyは食事をしてしばらくすると不覚にもチロを足元に置いたまま眠ってしまった。目覚めたら翌朝3:30になっていた。ドキッとしてチロを見ると、寝かした時と位置が少しずれている。目も口も開いている。起きた証拠だ。すぐに抱き上げる。まだ温かい。でも手足は硬直し始めていると感じた。1時間近く抱いた、身体が冷たく、重くなり始めている。目を閉じてあげる。あとはどうしたら良いんだろう。なぜもっと早く調べておかなかったかと後悔する。しかし後悔している暇はない。棺への入れ方などをnetで調べる。身体の大きさにあった段ボール、下に新聞紙などを引き高さをあげる。間に保冷材を詰める。そしてまた、新聞紙などを重ね、その上にビニールを敷く。体液が漏れたりするのを防ぐためだ。大きめの保冷材を上に置くために急ぎ冷凍する。準備はできたが、チロのお尻が濡れている。また洗う。乾くまで再びバスタオルにくるんで待つ。耳垢を取ってきれいにする。汚れたタオルを洗い、捨てるものは始末する。その間に火葬場について調べる。以前から聞いていたあのお寺にしよう。家族親族が来られるなら立会葬にしよう。誰も来られなかったら、連れてってもらって個別火葬にしよう。と決める。午前7時になるのを待って、皆に連絡する。すぐ返事が来て皆来てくれると言う。良かった。9時になるのを待ってお寺に連絡1:30の火葬予約を取る。その間自分が入浴していないのに気づき、急いできれいにする。さっきまで、ここで生きて洗ってあげたのに。生命があることの大切さ、いとおしさをひしひしと感じる。段ボールの棺に納めても、何度も何度も繰り返し顔を見てしまう。ほどなく家族が棺に納める花を買ってきてくれた。1時半、お寺さんのお使いの人が、お迎えに来て、保冷材は不要と言われ、下から保冷剤を取り出す。誰かが「納め方の処理が完璧、パーフェクト」だと言った。お寺さんもうなずいてくれた。直前まで知らなくて反省していたので、ちょっぴり嬉しかった。
お家に置いてある位牌。写真立てはkinoppyが作りました。写真は13才(2008年)当時。
お寺さんでは、立派な火葬をしてもらった。お骨ももとの形通りひとつひとつ丁寧に並べてあって、頭から尻尾、ツメの先まで亡くなった当時の姿そっくりそのままだ。このまま抱きあげられそうな気がした。丁寧に扱ってもらってとてもうれしい。良かったねチロ。みんなでお骨を拾って読経してもらい、納骨した。
人の本当の姿は最悪の事態にならないとわからないというけど、猫もそうだね。今まで花火が怖くて逃げ込むような弱虫のチロだと思っていたけれど、亡くなる前の振る舞いを見て初めて、おとなしくても芯のある強い子だったことがわかった。失明して以来の生き様は学ぶべきことばかりだ。チロ20年間我家に尽くしてくれて有難う。立派な生涯だったね。君はいつまでも我家のヒーローだよ。楽しい思い出を沢山有難う。
元気だった頃のチロ。2009年14才。みんなまたね。最後まで読んでくれて本当にどうも有難う。