学生アスリートに対して
「人に頼らず先ずは自分の力で疲労を回復させましょう」
「人に頼らず先ずは自分の力で疲労を回復させましょう」
とアドバイスをする指導者がいます。
それはステージが上がる度にトレーニング強度が増したので、自分自身だけの力では回復が追い付かなくなっていったからです。
今の時代、当時の実業団レベルのトレーニングは大学生でやっていて、高校生のトップレベルは実業団とまでは言わなくともかなり負荷の強いトレーニングをすることで高校のトップ選手になれています。
昔(昭和)よりトレーニング強度が上がっている、あるいは上げなければならないのに、メンテナンスが“昔”のまま少ない、あるいは「自力でどうにかしろ」ではケガのリスクが高まるし高い強度の練習ができないことになります。
確かに一理はあります。
先ずは自分で自分の体を管理することはアスリートとしてとても大切なことです。
しかし、
“頼ってはならない”と禁止するところまでいくとそれは行き過ぎです。
私が20~40年前のアスリート時代は高校生時代よりも大学生時代が、大学生時代よりも実業団時代の方がメンテナンスを受ける頻度は増えました。
先ずは自分で自分の体を管理することはアスリートとしてとても大切なことです。
しかし、
“頼ってはならない”と禁止するところまでいくとそれは行き過ぎです。
私が20~40年前のアスリート時代は高校生時代よりも大学生時代が、大学生時代よりも実業団時代の方がメンテナンスを受ける頻度は増えました。
それはステージが上がる度にトレーニング強度が増したので、自分自身だけの力では回復が追い付かなくなっていったからです。
今の時代、当時の実業団レベルのトレーニングは大学生でやっていて、高校生のトップレベルは実業団とまでは言わなくともかなり負荷の強いトレーニングをすることで高校のトップ選手になれています。
昔(昭和)よりトレーニング強度が上がっている、あるいは上げなければならないのに、メンテナンスが“昔”のまま少ない、あるいは「自力でどうにかしろ」ではケガのリスクが高まるし高い強度の練習ができないことになります。
それなのに、メンテナンスも行かさずにケガをした時には「キチンと自己管理できているのか?」と責められます、、、。
これは一般ランナーにも言えることです。熱心にトレーニングをする市民ランナーは増えました。しかし、メンテナンスという習慣が無いため、鍛えるばかりでケガをしてしまいます。
「メンテナンスを他人に頼ってはいけません」という指導は実は強くなることを放棄しているのと同じことなのです。
メンテナンスは「頼る」モノではなく強くなるために「活用する」モノなのです。