「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2022年8月30日 ウクライナ紛争>戦争の現状

2023-04-04 12:00:13 | ウクライナ紛争

最近、随分静かなようです。ニュースが少ないという意味です。

ウクライナの反攻、ロシアに「すでに影響」 米ホワイトハウス
2022.08.30 Tue posted at 16:11 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192521.html
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官の、コメントです。
「ここで言及しているのは、局所的な攻撃とは異なる、大規模な反攻の可能性についてであることは認識している」
とも、コメントしています。

ウィリアム・アーキン(元米陸軍情報分析官)の見解
本人も困惑している「プーチンの負け戦」──主導権はウクライナ側へ
2022年8月30日(火)16時13分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/08/post-99500.php

ウクライナ紛争のロシア側の概略と現状を知るには、良い記事だと思います。

結論、ウクライナ戦線の動きに決定的な変化をもたらしたのは、アメリカのハイマースほかイギリスその他の国が供与した、多連装ロケット砲システムでした。
現在、確認されているものだけで射程80kmの精密誘導攻撃が出来ます。
ウクライナ軍は、ある程度のその戦果を公表しています。
公表されているだけで、ロシアの後方の弾薬や砲弾の備蓄拠点やその他重要な軍事施設は、数多く破壊されています。
仕上げは、クリミア半島でどのような方法で実行したのかは、今も不明ですが重要な空軍基地とか弾薬砲弾の備蓄拠点を破壊しました。ロシア黒海海軍の戦闘機の約半数がこの攻撃で破壊された模様です。

そして8月は、ヘルソン市の東側の橋を破壊しています。
昔風に言うなら、船橋を臨時に作ってロシアは補給をしているようです。もちろん、こんなのはウクライナが破壊しようと思えば、簡単に破壊できます。

ロシア軍の進撃を完全に止めて、その間ウクライナ軍がやっていたのは、部隊の再編成と補充、そして重火器の前線への移動でしょう。
防御体制から攻撃体制への部隊の再編制です。
国内の部隊の移動もあるでしょう。危険の少なくなった西部地域の部隊を、南部や東部に移動させたと思います。

そして、それは既に完了していると思います。
ドニプロ川西岸のロシア軍の駆逐が、もう始まっていると思います。当然、ロシア軍が不利ですからロシア軍が陣地を構築しています。だから、簡単には攻略できません。
しかし、補給を絶たれたロシア軍は、ヘルソン市の周辺地域から徐々に駆逐されると思います。
最後の総攻撃が、ヘルソン市です。
ドニプロ川西岸の占領地域を奪還したなら、次は東岸のロシア軍を駆逐する手順でしょう。
そして、ロシア国境まで南部方面の被占領地を奪還したのち、東部のロシア軍を西と南から挟撃するのがウクライナ軍の戦術です。(見ているとその通りの軍事行動を展開しています)

どの記述を見てもニュースを見ても、不思議に思うことがあります。ロシアの現地部隊に冬用の装備や衣服は用意されていないと思います。厳寒の冬季には、それなしには軍事行動どころか生き延びるのさえ困難です。
今年の2月3月でさえ、そうでした。
その時期より補給状況が悪化している今、冬ロシア軍がどうなるのかは、明らかです。

もうロシア軍に進撃能力はありません。
だから、ウクライナは後方の補給拠点を破壊しながら冬を待てば、良いのです。現在、訓練を終えた志願兵が部隊に配属されつつあるでしょう。更に志願兵が後に続きます。
ウクライナ軍の兵力や兵器の消耗も激しいものがあると思います。しかし、ウクライナ軍は士気の高い志願兵の補充が出来ますし、西側諸国から装備・武器弾薬の支援が続きます。ウクライナが勝つまで、それは続くでしょう。平和ボケのドイツすら、最近はウクライナが必要とするだけ支援を継続すると発言しています。

ウクライナ軍は、冬まで戦闘を継続すれば?
冬将軍が、ロシア軍を壊滅するのは、今から分かることです。ロシア兵の運命は、ウクライナ軍に殺されるか?冬将軍に殺されるか?どっちがいいですか?の話です。
多分、ロシア軍首脳部にそんなことを考えられる能力を持った人間は、いないと思います。と言うより有能な人材は皆無のように見えます。(バカばっかり集まって、戦争ごっこをやっているという意味です)無益な侵略戦争に駆り出されたロシア兵が、哀れです。見ていると人間扱いされていません。ほぼ、消耗品扱いです。何万人死のうとロシア軍首脳部は、気にもしないでしょう。今、万の単位ですが(推定3万人)もうすぐ(冬には)10万の単位になります。それに戦負傷者を加えてください。ロシア兵は、いなくなります。

☆概算で戦力比較をしてみます。
兵員数
ロシア11万人くらい ウクライナ100万人前後
戦車 ロシアせいぜい1000両 ウクライナ開戦当時より増えている(ポーランド提供分200両以上+分捕り品100両以上)
大砲 ロシア知らない ウクライナ西側の大砲多数
航空機 ロシアだいぶ減って軍事作戦不能=対空兵器で撃墜され実質的に数も減ったし活動不能
ウクライナ なぜか数が減らない=ミグ戦闘機保有友好国からの密輸が(秘密に)ある

決定的なのは、西側のロシアと比較して圧倒的に優れた多連装ロケット砲システムを、推定30~40基保有している。
155ミリ自走式りゅう弾砲。これもかなりの数が西側諸国から供与済み。ロシア・ほぼ補充できていない。

唯一ロシアの優る、ミサイル。
数が減って、ほぼ在庫限り状態。

どっちが有利で、どっちが不利か?
数数えれば、気の利いた小学生だって計算できます。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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