その日は早めに銀座近くの仕事場を出て、
新橋~虎ノ門~赤坂見附~四谷~新宿~阿佐ヶ谷ルートで歩いて帰った。
「虎ノ門ヒルズ」手前にある「キーコーヒー」本社前には特設コーヒーショップが。
「錠前屋珈琲」
なかなか洒落の利いた店名だね。
建築途中の「ホテルオークラ」の旧遺物をハッケン!
蔦の絡まり具合が年季を感じさせます。
その向かい側では「虎ノ門病院」の新しい病棟が建設中。
病院には見えないね。
四谷見附から四谷三丁目に向かう新宿通り沿いには名店バー「ガスライト」の支店がある。
なぜこの場所に「ガスライト」があるのかが判らない。
荒木町に繰り出してくるセレブなオールド紳士淑女を迎えるためなのだろうか。
さて、本題。
新宿御苑大木戸門近くの裏通りに思いっ切り昭和な風情の外観の街中華がある。
「蜂宴」
はちえん?
「ほうえん」と読むらしい・・・
散歩しながら帰るコースにあって、毎回入ってみたい衝動に駆られていた店。
その日は勇気を振り絞って入ってみましたよ。
嗚呼、昭和なり。
マスターおひとりでやってらっしゃるようだ。
ビールのツマミに「肉天」をいただく。
豚肉に片栗粉を付けて揚げたもののようだ。
「味はついてます」と言われたが、もう少しビールのツマミとしてのパンチが欲しいなぁ~
マスターに塩をお願いしてみたところ、「そうかい・・・?」とばかりに
塩とカレー粉を出してくれた。
これは有り難し!ビールがススミマスわん!
ありがとうございました。
横にいた常連さんが「カラシ醤油もいいよ」と奨めてくれたので試してみる。
おお、これもいいねぇ~
昭和な街中華の優しい人情に触れて、勇気を出して入ってみた甲斐があったと言うもの。
さらに図に乗ってメニューに無い「半炒飯」をオーダー。
この炒飯が旨いのなんの!
半分にするんじゃなかったと後悔するあたり、なんてズーズーしい客なんだろうか。
ありがとうございました。
本当に申し訳ありませんでした。
美味しかったです。