裏東銀座の老舗中華そば店「萬福」の「冷やしそば(とりごま味)」
多分表面を軽く炙ってから蒸してあるのだろう鶏肉がスライスされた状態で、
これでもかと言うぐらいドッチャリ乗っている。
で、
鶏肉のおかげで見えないんだけど、
細切りにしたキュウリと錦糸玉子も
鶏肉と麺の間に大量に乗っかってる。
で、
濃厚な胡麻タレがかかっていて、
鶏肉は冷やしそばの具と言うよりも
「バンバンジー」といった別メニューの様相。
しかもかなりの濃い味で、
鶏と胡麻の脂がタレに混ざっていて、
かなりの「しつこいお味」。
麺はよくある「冷やし中華」の麺ではなくって、
ラーメン(中華そば)のそれ。
メニュー名が「冷やしそば」なのがよく判った。
醤油味の昔ながらの冷やし中華風の「冷やしそば」もあって、
相方はあまりの「しつこいお味」に
「そっちの方にすれば良かった・・・」とお嘆き。
大量の鶏肉と「しつこいお味」はそばよりも
ビールの方が合うだろうね。
二人してお酢をガンガンかけて喰らった。
まあ、
自分的には嫌いな味ではなかったけれど、
元々「冷やし中華系」の食い物は好きではないので、
5年ぶりぐらいに喰らった冷たい中華そばだったかも。
最近は「つけめん」っていうアイテムもありますが、
真夏の猛暑の時でもガンガンにエアコンが効いた店で、
熱々のラーメンを汗まみれになりながら啜る方が好きなんだけどね。
この店、
昔はしもたや風の街の中華屋さん風情で、
オールドファンの紳士も多い店なのだが、
最近はビルになって無理やり大正レトロな外観内装にして
フリのグルメ好きも呼び込もうとしてる様子だが、
それほど大層な店ではない。
一品もののメニューも豊富で、
ちと変わったテイストが味わえるので、
使い勝手としては呑みながら喰う中華屋さんなのかな。
で、
呑んだ〆には、
シンプルでサッパリしながらコクがあり、
ちょっと化調で舌もシビレさせてくれるスープの
「中華そば」650円でしょうかね。
中華屋で呑む昼酒は最高の贅沢だよ。